MotorolaとLG Electronicsが「Android Wear」を採用したスマートウォッチの開発を発表した。
Android WearはAndroidプラットフォームをウエアラブルに広げるプロジェクトで、18日(米国時間)にGoogleが発表した。音声操作や音声コマンド(Ok Google)、タッチ操作、スマートフォンやタブレットとの連携、Androidアプリの活用、様々なセンサーのサポートなどをウエアラブルにもたらす。
MotorolaはAndroid Wearスマートウォッチ「Moto 360」を今年夏に米国で発売し、さらにグローバルに展開する予定。Googleが18日に公開したAndroid Wearの動画にも登場しており、現時点でAndroid Wearを代表するスマートウォッチになっている。
既存のスマートウォッチの多くがスクエア型であるのに対して、Moto 360はアナログ時計を思わせるラウンド型のデザインだ。Motorola自身、最大の特徴を「象徴的なデザイン」としており、クラシックなデザインにふさわしい高品質なマテリアルを採用しているという。公開されている写真では、メタルバンドとシリコンバンドの2種類が用意されている。
現段階で、音声コマンド、経路案内、アンビエントアラートなど、Android Wearの基本機能を利用できることが明らかになっているものの、スペックや部品など詳細は不明。3月19日にMoto 360のリードデザイナーであるJim Wicks氏がライブHangoutを行う予定だ。
LGはAndroid Wearスマートウォッチ「LG G Watch」を、今年第2四半期に発表する予定。同社は初期段階からAndroid Wearプロジェクトに関わっており、G Watchは、Nexus 4、Nexus 5、LG G Pad 8.3 Google Play Editionに続く4つめのGoogleとのコラボレーション製品になる。
スマートウォッチとしては主流のシンプルなスクエア型で、公開されている写真から推測すると液晶タッチスクリーンを搭載している。ハードウエアスペックなど詳細は「数カ月中に公開する」としている。