アップルは、第4世代のiPadであるiPad Retinaディスプレイモデルの販売を再開すると発表した。これに伴い、ロングセラーモデルであったiPad 2の販売が終了となる。
iPad Retinaディスプレイモデルは、9.7インチのRetinaディスプレイを搭載。プロセッサは、Apple設計によるA6Xチップ、カメラは5メガピクセルのiSight、1.2メガピクセルのFacetime HDカメラを装備している。カメラは、1080pのHD動画のビデオ撮影も可能。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0に対応する。
今回発売されるのは、16GBのWi-FiモデルとWi-Fi + Cellularモデルの2モデル。Wi-Fi + CellularモデルはLTEに対応する。価格はWi-Fiモデルが39,800円、Wi-Fi + Cellularモデルが53,800円。Smart Cover(4,080円)とSmart Case(5,400円)はダークグレーが用意され、Apple Online Storeおよび、直営店のApple Store、一部のiPad製品取扱販売店を通じて販売が行われる。
これを受けて、ロングセラーモデルであったiPad 2は販売終了となる。価格としては16GBのiPad 2 Wi-Fiモデルが39,800円、同じく16GBのiPad 2 Wi-Fi+3Gモデルが5万3,800円で販売されていたことから、今回の更新は実質、アップグレードとなる。 なお、2012年12月の発売当初、第4世代iPadのWi-Fi + Cellularモデルの販売はソフトバンクのみが行っていた(KDDIはWi-Fiのみに対応したモデルを法人向け限定で販売)が、今回、NTTドコモを含め、いずれのキャリアから販売となるかは18日23時の時点で明らかになっていない。
この件について、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるフィリップ・シラー氏は「約400ドルで、美しい9.7インチRetinaディスプレイを備えたiPadをお求めいただけるようになりました。このモデルは、パワー、パフォーマンス、価値、全てがiPad 2を凌ぐ劇的なアップグレードとなります。iPad製品ラインはモバイルコンピューティングの世界で金字塔を打ち建て、App Storeで提供される50万本以上のiPad専用アプリケーションという最大かつ最良のエコシステムにiPadの全モデルからアクセスできます」とコメントしている。