自分も年をとり、親世代は足腰が弱ってくるシニア世代まっただ中だ。日頃の感謝の気持ちを込めて、もし両親に国内旅行をプレゼントするとしたらどの都道府県を行き先に選ぶだろうか。今回はマイナビニュース会員の男女400名に、親に国内旅行をプレゼントするならどの都道府県を選ぶか想像してもらった。
Q.親に国内旅行をプレゼントするとしたらどこがいいですか?
1位 北海道 24.0%
2位 沖縄県 19.8%
3位 京都府 11.2%
4位 神奈川県 6.2%
5位 大分県 5.0%
■北海道
・「おいしい食事と温泉を」(32歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「大自然でのんびりしてほしい」(33歳女性/医療・福祉/専門職)
・「食べ物もおいしいし、長い旅にはもってこい」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「北の果ての宗谷岬を見せたい」(34歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「夏の暑い時期に涼みに行かせたい」(41歳男性/自動車関連/技術職)
■沖縄県
・「時間がゆったりと流れているし、暖かい場所の方がいいと思う」(26歳女性/医薬品・化粧品/販売職・サービス系)
・「日々のストレスを忘れて、ゆっくり楽しんでほしいから」(27歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「南の島がすごしやすくて日常と違っていいと思う」(43歳男性/情報・IT/技術職)
・「のんびり綺麗な海や景色を堪能してほしい」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/その他)
・「外国気分になれそう」(31歳女性/その他/その他)
■京都府
・「年をとっても楽しめる(寺社めぐりとか)」(26歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「歴史が好きな両親だから……お茶とか楽しんでほしい」(22歳女性/医療・福祉/専門職)
・「バスも普及しており、ゆっくり古都観光ができるから」(36歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「のんびり観光して懐石を食べてほしいから」(27歳女性/情報・IT/経営・コンサルタント系)
・「紅葉やお寺をみてほしい」(27歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
■神奈川県
・「交通の便がいいので」(31歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「箱根に行ってみたいと言っていたので」(25歳女性/その他/その他)
・「近場の温泉でゆっくりしてほしいから」(33歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「近場でちょっと高級な旅館」(20歳未満女性/その他/その他)
■大分県
・「温泉旅行をプレゼントしたい」(22歳女性/情報・IT/技術職)
・「大分の温泉でゆっくりしてほしいから」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「別府温泉もしくは湯布院温泉が良い」(50歳以上男性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「温泉三昧でゆっくり温泉だけを楽しめそうだから」(25歳女性/建設・土木/事務系専門職)
■総評
親に国内旅行をプレゼントするとしたら……1位に選ばれたのは「北海道」だった。海の幸も山の幸も楽しめる食事、広がるパノラマ大自然、日頃の疲れを癒やしてくれる温泉、と3要素が完璧にそろった北海道は、間違いなく親世代にはうってつけだろう。より具体的に、札幌の雪まつり、富良野、宗谷岬なんて地名を出してくれた人もいた。また、「寝台特急で旅行を楽しんでほしい」なんてプランを考えてくれた30代の女性も。
2位は「沖縄県」。暖かいところでのんびり過ごしてほしいという、ご両親を思う気持ちにあふれた回答が並んだ。親世代になると、言葉が通じない海外への旅行はなかなか敷居が高いもの。日本なのに南国リゾートの雰囲気が味わえる沖縄は、選びやすい旅行先のようだ。北海道もそうだったが、遠くてなかなかふだん行けない土地だからプレゼントしてあげたい、という声も多かった。
3位は「京都府」。バスがしっかり普及しているので、観光地や神社仏閣を巡るのに便利、という意見は納得だ。紅葉を見てきてほしい、懐石料理を食べてきてほしい、という希望もあった。4位には「神奈川県」がランクイン。近場の温泉として、箱根を目的地に挙げる人が多かった。都内からのアクセスもいいため、人気の温泉場だ。
5位は「大分県」が入った。こちらも温泉メインで、別府や湯布院の温泉郷を巡る旅行をプレゼントしたいと考える人たちからの支持を集めた。地獄巡りなど、観光名所も魅力的だ。次点には、水上温泉のある群馬県、熱海温泉のある静岡県と続き、温泉旅行を考える人が非常に多かった。
「昔住んでいたから」「新婚旅行で行った場所らしいから」など、両親のライフストーリーを知った上で旅行をプランニングしている人も目立った今回のアンケート。結婚から何十年か過ぎたある日、子供からゆかりのある土地への旅行をプレゼントされたら、どんなに幸せな人生だと感じられるだろう。もしご両親がご健在ならば、アンケートのような国内旅行を是非プレゼントしてあげてほしいものだ。
調査時期:2014年3月3日~2014年3月4日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女400名
調査方法:インターネットログイン式アンケート