ボルボ・カー・ジャパンは、新世代コンセプトカー第3弾「コンセプト・エステート」がジュネーブモーターショーで「カー・オブ・ザ・ショー」を受賞したと発表した。これで、同社の新世代コンセプトカー3部作はそのすべてが権威ある賞を受賞したことになる。
ボルボは新車体構造「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ」(SPA)の導入計画を推進しており、そのデザイン面でも進化を果たすべく、コンセプトカー3部作を発表してきた。昨年9月のフランクフルトモーターショーで「コンセプト・クーペ」を、今年1月のデトロイトモーターショーで「コンセプト・XCクーペ」を、そして今年3月のジュネーブモーターショーで「コンセプト・エステート」を発表している。
これらのモデルは出展したモーターショーでそれぞれ高い評価を受けており、「コンセプト・クーペ」は「カー・オブ・ザ・ショー」を、「コンセプト・XCクーペ」は「Eyes On Design」賞を受賞した。そして今回、ジュネーブモーターショーで「コンセプト・エステート」が「カー・オブ・ザ・ショー」を受賞し、ボルボの新世代コンセプトカーは"ハットトリック"を達成することとなった。
「コンセプト・エステート」はそのインテリアに大きな特徴があり、ボタンや操作機器をセンターコンソールのタッチスクリーンに集約。このタッチスクリーンの公開にあたっては、ボルボとアップル社が「CarPlay」の搭載に向けての協業を進めていくことも発表されている。3台のコンセプトカーのデザインや方向性は、今年後半に登場する予定の新型「XC90」や、それに続く次世代モデルに取り入れられる予定だ。