ベン・スティラーが、主演&監督作『LIFE!』(3月19日公開)のキャンペーンで来日し、3月17日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催されたジャパンプレミアに出席。ベンは、日本語吹替版の声優を務めた岡村隆史と共に出席し、レッドカーペットを歩いた後、舞台あいさつを行った。
『LIFE!』でベン・スティラーが演じたのは、出版社に勤める真面目で平凡な男。彼が、あることをきっかけに、雑誌の表紙を撮影したカメラマンを探そうと旅に出る。本作は、予測不能な物語と、現実と空想が入り混じった奇想天外な映像マジックが話題の快作となった。
岡村は「ベンさんは、すごく優しくてすごく良い人」と、人柄を称えると、ベンも「岡村さんはとても面白い人だと聞いてました。今回、関われて幸運です」と、意気投合。岡村がベンに俳優としての売り込みをかけると、ベンは「一緒にバディムービーをやりましょう。日本人とアメリカ人のバディとして、『ビバリーヒルズ・コップ2』など、どうですか?」とノリノリに承諾。岡村はすっかりその気になり、「プロミス!」とうなずき、「ハリウッド進出が決まりました!」と会場で宣言した。
さらにベンは「いま、『ナイト ミュージアム3』を撮影しているので、その声優もやってください」とオファー。岡村は「すごい!」と大興奮しながら「日本では、妖怪の役をやったことがあります。だから妖怪役で出られないでしょうか?」と打診。ベンは「うーん。それも可能かもしれません」と苦笑いした後「明日、撮影で帰るので、一緒に行きましょう」と岡村を誘った。
その後、岡村が「オファーの話は本当ですか?」と念を押すと、ベンは「オフコース。でも、スタジオの方と交渉しなければ。ギャラが高いでしょ?」と振ると、岡村は「ローマニー。1万2000円で」と提案。ベンは、その金額を快諾し、商談は成立したかと思われた。ところが終了後の会見で、岡村は「ベンさんに『明日、バラエティーの収録があるので難しいです』と伝えようと思ったら、もういなかったです」と苦笑い。そのオチにマスコミ陣は大爆笑となった。『LIFE!』は3月19日(水)より全国公開。