ディスコは、全国の主要企業を対象に、2015年3月卒業予定者及び2014年3月卒業予定者の採用活動に関する企業調査を実施した。調査期間は2月17日~26日で、1,006社から有効回答を得た。

就職活動について楽観的な学生が増えたと思いますか?

2015年3月卒業予定者採用は「増加」が「減少」上回る

2015年3月卒業予定者の採用見込みを尋ねたところ、30.0%が「増加」と回答し、「減少」と回答した企業の8.5%を大きく上回った。全業種において「増加」が「減少」を大幅に上回り、従業員規模にかかわらず、採用意欲が高まっている。

就活生に対する印象を聞いたところ、「就職活動について楽観的な学生が増えた」という回答は前年調査の10.8%から19.8%に増加した。「ややそう思う」と合わせると55.2%が就職活動を楽観視していると回答している。

日本人留学生に求める資質は「バイタリティー」

次に、日本人留学生の採用目的について尋ねると、「優秀な人材を確保するため」(80.4%)が最も多かった。求める資質に関しては、「バイタリティー」(51.4%)が最も多く、次いで「コミュニケーション能力」(50.8%)、「語学力」(43.6%)となった。未知の土地に挑むチャレンジ精神や行動力に期待が大きいことがうかがえる。

日本人留学生に求める資質

中途採用の人数について、「今後1年くらいの方向性」について尋ねたところ、「増える方向」と回答した企業は27.2%で「減る方向」の7.3%を大きく上回った。業界別で見ると「IT」(35.3%)、「サービス業など」(31.3%)が特に増える傾向にある。

中途採用の今後1年くらいの方向性