春から一人暮らしを始める人にとって、通信環境をどう整えるかは重要だ。光ファイバーなどの固定回線は必須として、さらにスマートフォンを契約するとなると月々の通信料が高額になってしまう。そこで検討したいのが、最近人気の格安SIMカードと固定回線の組み合わせで提供するプランだ。
U-NEXTは、同社のMVNO方式のモバイルデータ通信サービス「U-mobile」において、NTT東日本のインターネット接続サービス「フレッツ光」の組み合わせで利用できるプランを提供している。本稿では、U-mobileとフレッツ光を紹介するとともに、一人暮らしではどんな使い方ができるのか考えていこう。
※表示価格はすべて税抜で記載
格安SIMカードと固定回線を低料金で利用できる
スマートフォンも固定回線も利用したいが、料金は低く抑えたいという人に最適なのが、U-mobileとフレッツ光という組み合わせだ。現在実施されている「U-mobile*d フレッツ光同時申込キャンペーン」では、LTE対応のモバイルデータ通信サービスのU-mobile*dのSIMカードと、フレッツ光を両方使えて月額料金が3,800円からとなるプランが提供されている。
同プランは、フレッツ光のプロバイダとしてU-NEXTの「WithU net」、さらにU-mobile*dの「ダブルフィックスプラン」を組み合わせたプランとなっている。料金は、フレッツ 光ネクスト (マンションタイププラン2)の場合、通常月額2,850円(プラン1の場合は3,250円、ミニプランの場合は3,850円、ファミリータイプの場合は5,200円)、プロバイダ料金のWithU net「LTEセットプラン」が通常月額480円のところ、キャンペーンにより210円割引され月額270円、U-mobile*dのダブルフィックスプランは2段階定額制で月額680円から。これらを合計した月額利用料金は3,800円からとなる。U-mobileフレッツ光同時申込キャンペーン申込期間は4月30日まで。
フレッツ光の初期費用は、契約料:800円 初期工事費用(代表的な工事の場合):24,000円(800円/月×30回)。
U-mobile 初期費用は登録事務手数料:3,000円となる。
フレッツ光は、「フレッツ 光ライト」「フレッツ 光ネクスト」および「Bフレッツ」(いずれもインターネット接続サービス)の総称。サービスの詳細や利用条件などは同社Webサイトで確認できる。
フレッツ光の他社のプロバイダ料金では、1,000円程度のものが多いため、それらを利用した場合とほとんど変わらない料金で固定回線に加えて、LTE対応のSIMカードを利用できるのが特長だ。
また、同キャンペーンでは、その他の特典も用意されており、新規加入により10,000円がキャッシュバックされるほか、フレッツ光で使える「ひかり電話(電話サービス)」にも同時に加入することで、さらに5,000円がキャッシュバックされる。また、U-mobile*dのSIMカードを装着して利用できるモバイルルーター本体もプレゼントされる。
U-mobile*dとフレッツ光の組み合わせをどう使う?
それでは、U-mobileとフレッツ光の組み合わせにより、どのような使い方ができるかを考えてみよう。
まず、自宅ではフレッツ光の固定回線でデータ受信時(下り)最大200Mbps(技術規格上の最大値で実用速度を示すものではなく利用環境や回線の混雑により低下する場合がある)の高速通信を思う存分利用できる。スマートフォンのLTEよりも通信速度が速く、通信が安定しているのはもちろん、月間7GBといった通信容量による速度制限もないため安心して利用できる。動画や音楽などの大容量ファイルをダウンロードする際も、通信容量による速度制限を気にすることなく、なおかつ快適なスピードでダウンロードできるだろう。もちろん、パソコンでのWeb閲覧やネットショッピングなども快適に利用可能だ。
また、動画配信サービスの利用にもフレッツ光は最適だ。「YouTube」はもちろん、自宅のテレビをインターネットに接続して「ひかりTV」「U-NEXT」なども快適に視聴することができる。さらに、宅内Wi-Fi環境を整えれば、パソコンに加えて、タブレットやスマートフォンでも接続して高速通信を利用することが可能。
ひかりTVの利用には「フレッツ 光ネクスト」または「Bフレッツ」の契約に加え、(株)NTTぷらら、(株)アイキャストとの契約が必要。なお「フレッツ 光ライト」では利用できない。
U-NEXTの利用はフレッツ光の契約に加え、(株) U-NEXTとの契約および対応デバイス(パソコン・スマートフォン・タブレット・U-NEXT対応テレビのいずれか)が必要となる。
一方、U-mobile*dのSIMカードは、中古やSIMフリーのスマートフォンなどに装着し、外出先で利用するのがおすすめだ。同サービスは、NTTドコモのXi(クロッシィ)回線を利用したモバイルデータ通信サービスとなっており、対象エリア内では下り最大150Mbpsの高速通信を利用可能。ダブルフィックスプランは2段階定額の料金プランで、月間通信量が1GBまでは月額680円、1GB超では月額1,980円。なお、月間通信量が3GBを超えると通信速度が最大128kbpsに制限される。
U-mobile*dのSIMカードを使えば、外出先でもスマートフォンでデータ通信を利用できるようになり、TwitterやFacebook、LINEなどをいつでもチェック可能。また、データ通信専用SIMとなるため、通常の音声通話はできないが、IP電話アプリなどを使えば通話も行える。さらに月額150円の追加料金を支払うことで、SMS(ショートメール)機能も利用することが可能だ。
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U-mobileとフレッツ光の組み合わせプランの特長は、固定回線のみとほとんど変わらない月額利用料金で固定回線とLTE対応のSIMカードを利用できる点だ。毎月の通信料を削減したい一人暮らしの人にも最適で、自宅では固定回線の高速通信を存分に活用しつつ、外出先でもスマートフォンでデータ通信を利用できるようになる。毎月の通信料をどうにか削減したいと考えている人は、U-mobile*dとフレッツ光の同時申込キャンペーンをチェックしてみるといいだろう。
フレッツ光は、NTT東日本の設備状況などにより、利用開始まで時間がかかる場合やサービス自体が利用できない場合がある。加えて、フレッツ光ネクストマンションタイプで提供するサービスメニュー(ミニ、プラン1、プラン2)は同一の集合住宅などで見込める契約数(ミニはプラン4以上、プラン1は8以上、プラン2は16以上)の条件などにより、NTT東日本が決定。詳細はNTT東日本まで。
また初期工事の内容によっては工事費が異なる場合あり。初期工事費は分割(30回)払いのほか、一括払いも選べるとのこと(支払い総額は同額)。分割払いの途中で残額を一括で支払うことも可能。契約料は申込承諾時点、初期工事費は工事実施時点の税率が適用。またフレッツ光解約時の注意として、分割払いの途中でフレッツ光を解約する場合、初期工事費の残額を一括で払う必要がある。