ユピテルは、バイク専用のドライブレコーダー「BDR-S1」を発表した。3月下旬より指定販売店で販売を開始する。価格はオープンで、推定市場価格は18,500円前後(税別)。
ユピテルは現在、GPS内蔵など高機能モデルの投入により、ドライブレコーダー市場でトップシェアを獲得しているメーカーだ。同社では、2013年にバイク専用のドライブレコーダー「BDR-1」を発売している。BDR-1はGPSや常時録画+イベント記録、リチウムイオン充電池などを採用する高機能モデルだが、価格も高く、業務用という扱いになっていた。
BDR-S1は、一般ユーザーを対象としたモデル。記録方式は常時録画のみでGPSも非搭載となったが、そのぶん低価格化されている。
防水・防塵性能はIP55で、雨天走行時でもハウジングなどは必要としない。急激な明るさの変化に対応するWDR(ワイドダイナミックレンジ)機能を搭載。逆光やトンネルの出入り口付近でも白とびや黒つぶれの少ない映像を撮影できる。
画角は水平120度×垂直86.8度で、画質は64kbps/32kbps/16kbpsから選択できる。フレームレートは最大30fps。最低被写体照度は1ルクスだ。
記録媒体はSDカードで、セキュリティ性を高めるために映像は専用フォーマットで保存される。製品には8GBのSDカードが付属しており、PCで再生、コンバートするための専用ソフトウェアが収録されている。8GBのSDカードを使用した場合、最高画質(64kbps/30fps)で約1時間の動画を記録可能だ。なお、SDカードの空き容量が少なくなると古い映像から上書きされていくが、上書きを禁止することも可能だ。
本体サイズはW41×D95×H40mmで、質量は約150g。電源は12V/24V兼用で、消費電力は約4Wだ。車体への取り付けには、1/4インチネジを使用する。汎用タイプの取り付けステー「OP-Stay01」(希望小売価格:3,000円、税別)も利用可能だ。