アエロフロート・ロシア航空は9日、イングランドのプレミアリーグに所属するプロサッカーチーム、マンチェスター・ユナイテッドとコラボレーションしたイベント「Aeroflot activation in United Trophy tour in Tokyo」を六本木ヒルズ(東京都・六本木)のヒルズアリーナで開催した。200人以上のファンが駆けつけたイベントの模様をレポートする。
ヨーロッパ最大の航空会社がマンUとコラボ!
アエロフロート・ロシア航空は、昨年創業90周年を迎えたロシアのフラッグシップキャリア。2013年7月からは、航空会社としては初めてマンチェスター・ユナイテッドとパートナー契約を結び、チームの公式航空会社となった。チームや役員の移動に関して、戦略的助言やチャーター便サービスの随時提供を行っている。
今年3月からはマンチェスター・ユナイテッドとコラボレーションしたプロモーション活動を展開しており、今回の「Aeroflot activation in United Trophy tour in Tokyo」はその第1弾となるトロフィーツアー。プレミアリーグの12-13年シーズンで優勝を勝ち取ったマンチェスター・ユナイテッドに贈呈された優勝トロフィーがこの日、日本で初めてお披露目(ひろめ)された。
伝説のプレイヤーはあの芸人似!?
アエロフロート・ロシア航空のセルゲイ・A・モイセエフ日本支社長は「日本就航から47年目を迎え、特にビジネスクラスは多くの方から評価をいただいている。是非体験してみてほしい」とあいさつ。ゲストには、芸能界でもサッカー通とされているお笑い芸人の土田晃之さんが登場、さらにマンチェスター・ユナイテッドOBで、伝説的選手とされるアンディ・コールさんも駆けつけた。
「皆様に長く愛される航空会社に」と語るセルゲイ・A・モイセエフ日本支社長 |
「移動中は寝るに限る」と話すアンディ・コールさん |
「今日は仕事ではなく、これ(トロフィー)を見に来た」と興奮気味の土田晃之さん |
土田さんは、コールさんを「ちょっと(お笑い芸人)TIMのゴルゴ松本に似ている」と"いじる"など会場を笑わせていたが、トロフィーが登場するや否や顔を近づけて鑑賞。コールさんに「実際に持ってみては? 」と促されてトロフィーを持ち上げて「緊張した。テレビでも緊張しないのに……」とトロフィーの重みを実感していた。コールさんは「実はこのトロフィー、少しへこんでいる」と明かし、「僕も何度かトロフィーを手にしたが、選手たちは興奮しているからぶつけもする。でも、このへこみは僕じゃないからね」とジョーク交じりに語った。
また、現在マンチェスター・ユナイテッドで活躍中の香川真司選手もビデオメッセージを寄せ、歴史と伝統のあるチームでプレイできる喜びを語った。コールさんは香川選手について「すばらしい選手で実績もある。未来は明るいですね」と太鼓判を押した。
アエロフロート・ロシア航空では今後もコラボレーションイベントを展開予定で、4月には都内商業施設にマンチェスター・ユナイテッドの選手を背景に写真撮影ができるフォトブースを設置予定。実物のトロフィーは今後、日本以外の国をツアーで巡るが、成田空港などではホログラムによるトロフィーのバーチャル展示やビジネスクラスの体験ブースなども開設するという。
また、年内にはマンチェスター・ユナイテッドのデザインにラッピングされた特別な機体を成田空港にて日本初公開予定となっている。ファンにはたまらないイベントの連続となるだけに、今後も要注目だ。