レキットベンキーザー・ジャパンはこのほど、「ハイヒールとフットケアに関する意識と実態」調査の結果を発表した。同調査は2月14日~16日にインターネット上で実施。10代~60代でハイヒールの靴を週1回以上履く女性500名、および10代~30代の独身男性300名から回答を得た。
ハイヒールが好きな理由「脚が綺麗に見える」「脚が長く見える」
まず「ハイヒールを履く時間」を聞いたところ、平日では平均4.7時間となった。ハイヒール以外の靴を履く時間は平均5.1時間で、ハイヒールの方が履く時間が短い傾向だった。続いて、週1回以上ハイヒールの靴を履いている女性に、「ハイヒールが好きか」を聞いたところ、93.4%が「好き」と答えた。「好きな理由」としては、「脚が綺麗に見える」(82.4%)、「脚が長く見える」(72.8%)、「おしゃれ」(58.9%)などがあがった。
ハイヒールは「勝負靴」
「ハイヒールを履きたいと思うシーン」は、74.0%が「人前に出るとき」と回答。以下、「デートのとき」(54.0%)、「ドレスコードのある店で食事するとき」(51.8%)、「新しい服を買ったとき」(51.4%)と続いた。
一方で、「今以上にハイヒールを履くための条件」を聞いたところ、「足が疲労しない」(82.0%)、「長時間歩ける」(81.2%)などが挙げられ、足が疲労して長時間歩けないのがネックになり、もっとハイヒールの靴を履きたいのに履けていない、というハイヒール女子の悩みが浮かび上がった。
ハイヒールのトラブルで年間最大10万円の出費も
「ハイヒールを履いたときのトラブル」としては、「ヒールが溝や穴に引っかかる」(70.0%)、靴ずれなどにより「絆創膏を買う」(60.0%)などのほか、「転ぶ」も3割近く(27.2%)が経験していたほか、「出先で靴を買い替える」(24.4%)や「足が痛くなりタクシーで移動」(23.4%)という答えもあり、9割以上(93.0%)が何らかのトラブルに遭っていることがわかった。
ハイヒールを履くことでの足のトラブルとしては、「靴ずれ」が最も多く78.6%が経験。次いで「むくみ」(44.8%)、「角質が厚くなる」(33.0%)などがあがった。「脚のトラブルを起こしたことはない」と答えた人はわずか5.2%だった。
さらに、足が痛くなってタクシーで移動したときのタクシー料金は、平均で2754円、最大で1万7,000円にもなった。出先で靴を買い替えたり絆創膏を買ったりしたことのある女子に、「1年間の出費」を聞いたところ、1年で平均5,328円、最大で10万円と、足だけでなく"懐も痛い"状況であることがわかった。
肉食系女子は高いヒールを好む
「ハイヒールに対する意識について」男女に聞いたところ、「恋人や夫の背丈でヒールの高さを変える」女性は26.8%だったが、「恋人や妻には、自分より背が高くならないヒールを履いてほしい」男性はは3割強(31.6%)で、女性は男性が気にするほど、ハイヒールの靴を履くことで男性より背が高くなることを気にしていないことがわかった。
また、恋愛に対して積極的である(肉食系である)と考えている人とそうではない人に、それぞれ「好きなヒールの高さ」を聞いたところ、「肉食系女子」は平均8.16cmで、そうではない層(7.51cm)より0.65cm高いヒールを好むことがわかった。
10代~20代男性の半数は「ハイヒール女子好き」
女性のハイヒール姿について男性に聞いたところ、どの年代でも4割以上が「好き」と回答。特に10代と20代は5割近くが「ハイヒール姿の女性が好き」だった。
また、「ハイヒールを履いている女性とトラブルにならないためにしていること」では、6割近く(58.0%)が「特にない」としているものの、「長時間歩かないようにする」(29.7%)、「足場の悪いところに行かないようにする」(26.3%)など、 ハイヒールを履いている女性を気遣う優しさを見せる男性も一定数見られた。一方、自由回答では、「ハイヒールを履いた女性には極力近寄らないようにする」などハイヒール女子を恐れている人もいた。