エイチームのグループ会社である引越し侍はこのほど、同社が運営する引越し比較・予約サイト「引越し侍」にて「女性の一人暮らし」についてのアンケート調査を実施、結果を公表した。
同調査は2月、女性向けサイト「ラルーンラルーン~女性の悩みケア~」の会員を対象実施、集まった回答を引越し侍が集計した。
初めて一人暮らしをしたきっかけは、「大学・専門学校への進学」が約4割
一人暮らしをしたことがあると答えた人に対し、初めて一人暮らしをしたきっかけを尋ねた。もっとも多い結果となったのは、41.7%の「大学・専門学校への進学」だった。「就職」(20.1%)と「社会人になって数年目」(20.3%)の2つは、ほぼ同じ割合となっている。
一人暮らしをした理由は、「実家から通える範囲ではないため」が最多に
一人暮らしを始めた理由でもっとも多かったのは、45.5%の「実家から通える範囲ではないため」。同じく距離と関係する「通勤・通学時間が長いため」(15.7%)という理由と合わせると、6割以上を占めた。一人暮らしを始めるきっかけでもっとも多かったのが「進学」であったこともあり、納得のいく結果と言える。2位は32.7%の「自立するため」だった。
初めて一人暮らしをしたのは、県外が5割超
一人暮らしを始めた都道府県について調査したところ、実家とは異なる都道府県へ引越しをした人が53.2%と、同じ都道府県内へ引越しをした人の46.8%を上回る結果となった。ただし、その差は6.4ポイントと、大きな差は見られなかった。
社会人数年目の引越しは、県内へが8割以上
一人暮らしを始めたきっかけについて、引越し先を県外・県内に分けて集計したところ、「進学」の場合のみ、県内(23.6%)よりも県外(76.4%)への引越しが多い結果となった。
社会人の場合は、県外(41.3%)よりも県内(58.7%)への引越しの方が多くなっており、特に、「社会人になって数年目」の場合は、県内への引越しが8割以上を占めている。この結果をさらに調査したところ、社会人数年目で県内へ引越した人は、7割以上が「自立するため」という理由だった。
同調査により、社会人になって数年が経つと長い間暮らしていた実家を離れ、自立するために一人暮らしを始める女性が多いということがわかった。また、その場合は、実家から大きく距離を離すわけではなく、同一県内の近場で始める人が多いと言える。