森ビルは15日、東京都港区のアークヒルズにて開催されてきた「ヒルズマルシェ」をリニューアルオープンした。
週替わりのテーマでより楽しめる場所に
同マルシェは、2009年9月26日にスタートしたグルメマーケット。今回のリニューアルでは、農家などの生産者が都市に出向き対話をしながら直売するというスタート時の原点を見直し、「“つくり手”に会えるマルシェ」というコンセプトのもと、単なる買い物の場ではなく、出店者である生産者とお客様が共に豊かな時間を過ごし、その中で新しいコミュニティーが育まれるような場づくりを目指した。さらに、新鮮で旬な生産物や週替わりで開催される多様なアクティビティによって、同エリアならではの都市における豊かなライフスタイルの提案を発信していくという。
リニューアルでは、初来場者にも楽しさを味わってもらえるよう、詳しいスタッフが商品等を案内するコンシェルジュサービスを導入。また、第1土曜日は「キッズ・ファミリー」、第2土曜日は「環境/リサイクル/リユース」、第3土曜日は「地域(地方物産)」、第4土曜日は「雑貨・工芸品」など週替わりでテーマを設定。テーマに合わせた出店者の誘致により、通常の生鮮とあわせてより楽しめる場を演出する。
会場では、毎週その週の出店者のオススメ商品がわかるチラシを作成しインフォメーションにて配布。同マルシェの事務局を担当するNPO法人「農家のこせがれネットワーク」のメンバーを中心とした、実際の"農家のこせがれ"が自分の実家の生産物を直接販売するブースエリアを設置。自身の実家の生産物を販売することにより、顧客の声を直に生産者に届ける事ができるという。
他にも、近隣への定額宅配サービスの導入や、今年1月に商業施設がオープンした、隣接する「アークヒルズサウスタワー」において平日のマルシェ開催も検討中。場所は東京都港区赤坂一丁目12-32 アークヒルズ アーク・カラヤン広場。開催は毎週土曜日10時~14時。