エヌ・イー・ワークス(三澤誠代表取締役社長・島根県仁多郡奥出雲町)とワイズティーネットワーク(根本泰昌代表取締役社長・栃木県宇都宮市)が3月14日、日本が誇る匠の技を三世代で楽しむ催事「JAPAN museum for Kids~日本を学ぶ、知る、ふれる~」(伊勢丹新宿店)に出展した。
この出展は、中小企業庁の委託事業として運営されている、中小企業・小規模事業者向け支援ポータルサイト「ミラサポ」のサポートによるもの。両社は、ミラサポが今年1月に開催した「グッド・ビジネス・アワード 事業化プロジェクト発足式」において受賞している。
食べられる乾燥押花"ドライエディブルフラワー"のエヌ・イー・ワークス
エヌ・イー・ワークスの三澤代表取締役社長は、食べられる乾燥押花"ドライエディブルフラワー"の生産で地域に雇用を創出するビジネスアイディア「花満開プロジェクト~奥出雲から世界へ」で、同アワード"匠「ものづくり」ビジネス部門"ファイナリストに輝いた。
出展ブースでは、同社で製造した色鮮やかなドライエディブルフラワーやそれらを使用した菓子などを展示。奥出雲で1,000年以上の歴史がある"たたら製鉄"をモチーフにつくられた「元祖鉄パン」も合わせて紹介されていた。
来場者の中には子どものおやつとして「元祖鉄パン」に興味を持つ母親が多かったようで、「こういうのを探してた」といった声も聞かれたという。三澤代表取締役社長は、「こういうところに出展しないとこういうご縁はない。出会いや横のつながりも生まれますし、一般消費者の声も直接聞けるというところが出展してうれしかったことです」と話した。
ハンドブレンドの紅茶専門店、ワイズティーネットワーク
ワイズティーネットワークの根本代表取締役社長は、ハンドブレンドで世界に一つだけの紅茶づくりをする専門店のビジネスアイディア「『ご当地紅茶』でおもてなし」で、同アワード"楽「おもてなし」ビジネス"部門賞を受賞した。
出展ブースでは、オリジナルブレンド紅茶とハーブティーを紹介。シャンパンフレーバーの紅茶やバラ・蓮が香る紅茶などが並び、来場者たちは足を止めて試飲を楽しんでいた。
「紅茶で人と地域を元気にしたい」という思いのもと、栃木県宇都宮市に世界のお茶の専門店「Y's tea(ワイズティー)」をオープンしたという根本代表取締役社長。「応援してくださっているミラサポの方々への感謝の気持ちで出展しました」とし、「日本全国の地域を元気にするお手伝いがしたい。たった一杯の紅茶でここまでできるんだと新たにビジネスを始める方へのヒントになればうれしいですね」と語った。