日本労働組合総連合会(以下、連合)はこのほど、14日午前10時現在における2014年春闘の回答状況を発表した。それによると、ベースアップと定期昇給を合わせた賃上げ額の平均は前年同期比1,218円増の6,491円となった。率にして2.16%アップした。
2014年3月10日~14日の期間に回答を引き出した労働組合は、前年同期比89組合増の491組合。このうち、従業員300人未満の中小組合は同92組合増の278組合で、平均賃上げ額は同467円増の5,560円。賃上げ率は2.22%となった。
パートやアルバイトなどの非正規労働者の賃上げは、時給の引き上げが前年同期比63組合増の89組合で、平均11.97円のアップ。月給の引き上げは同44組合増の58組合で、平均2,968円のアップとなった。
連合は、今週からの「第2先行組合や中小組合の回答引き出しに向け、3月12日発信した中央闘争委員長要請にもとづき、非正規・未組織労働者を含むすべての働く者の『底上げ・底支え』『格差是正』の実現と経済の好循環実現につなげていく」としている。