アイドルユニットのももいろクローバーZが15日、東京・国立競技場で単独ライブ「ももクロ春の一大事2014 国立競技場大会 ~NEVER ENDING ADVENTURE 夢の向こうへ~」の初日公演を行った。

国立競技場で単独ライブを行ったももいろクローバーZ photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z

同所での単独ライブはSMAP、嵐、DREAMS COME TRUE、L'Arc~en~Cielに続いて5組目で、女性グループとしては初。晴天にも恵まれた会場には、約5万5,000人のファンが集結し、ももクロは歴代シングル表題曲をはじめ、全26曲を歌唱した。また、5月8日に発売されるニューシングルのタイトルが「泣いてもいいんだよ」、作詞・作曲が中島みゆきであることのほか、7月26日と27日に神奈川・日産スタジアムで2DAYSライブを開催することが発表された。

開演時間が近づくにつれて、ボルテージが高まる国立競技場。オープニング映像明けに、ももクロが聖火台に登場すると会場は大きな歓声に包まれ、5人は聖火台へ炎をともした後に、トロッコでステージへと舞い降りた。国立競技場での記念すべき第1曲目は、インディーズデビューシングル「ももいろパンチ」。その後も、「未来へススメ!」「行くぜっ!怪盗少女」とシングルリリース順にセットリストは構成され、昨年11月6日に発売されたシングル「GOUNN」まで、メンバーとファンが歩んできた歴史を振り返る内容に。

「GOUNN」歌唱後、「泣いてもいいんだよ」が初披露され、同曲が映画『悪夢ちゃん The 夢ovie』(5月3日公開)の主題歌に採用されたことも発表。この日のセットリストには、歴代シングル表題曲以外にも「DNA狂詩曲」や「Chai Maxx」といった人気楽曲、「泣いてもいいんだよ」のカップリング曲「堂々平和宣言」も組み込まれた。同ライブは、15日と16日の2日間で11万人の動員を予定。全国の映画館や一部のライブハウスではライブを同時中継するライブビューイングが開催され、2日間で97カ所113スクリーン、約4万人を動員する予定となっている。

2012年のおおみそか、初めてNHK紅白歌合戦に出場したももクロ。一夜明けた1月1日、国立競技場でのライブを新たな目標に掲げることを発表した。きっかけは、移動中に嵐のライブDVDを見たこと。彼らのパフォーマンスに、ももクロメンバーは圧倒されたのだという。百田夏菜子は、同所の前で「国立競技場でコンサートをすることを誓います!」と力強い言葉を残していた。