大阪市港区の海遊館で3月14日、熱帯雨林地域をテーマにした新展示「体感!熱帯雨林」がスタートした。
「体感!熱帯雨林」は、昨年3月に誕生した「北極圏」「フォークランド諸島」「モルディブ諸島」の3エリアからなる「新体感エリア」の新展示としてオープン。"生命のゆりかご"と呼ばれ、生物多様性の宝庫である熱帯雨林地域をテーマにした企画展示で、「熱帯雨林体感ゾーン」と「生き物体感ゾーン」の2つのゾーンで構成。2015年1月12日までの期間限定で開催される。
「熱帯雨林体感ゾーン」ではまず、熱帯雨林を再現した「ジャングルウォーク」が出現。ジャングルの茂みにピラニアナッテリー、ベルツノガエルなどの生き物が展示されたり、のぞき穴をのぞくと世界の熱帯雨林の映像が流れたり、また、生き物の鳴き声や熱帯雨林をイメージさせる匂いも体験できる。「ジャングルウォ―ク」を通り過ぎると、温度、湿度、音、光、風の演出効果を駆使した「体感シアター」が登場。ここでは、映像や写真のほか、生き物などの音や風、ミストなどにより、熱帯雨林の自然環境を体感することができる。また、夕方17:00以降は、照明を変更し、夜のジャングルを演出する。
一方、「生き物体感ゾーン」では、熱帯雨林の生き物を手に届きそうな距離で観察でき、体の特徴や生態を体感できるような仕かけも施されている。南米の熱帯雨林で暮らす生き物としてフタユビナマケモノ、リスザルを、東南アジアに暮らす生き物としてコツメカワウソを展示。また、日本で一番熱帯雨林に近い島であると言われている西表島に生息する生き物も展示する。