地域デザインプラットフォームは、埼玉県・和光市役所よりコミュニティカフェ開設の委託業務を受け、3月10日にコミュニティカフェ「arco iris(アルコイリス)」をオープンした。
地域社会と関わりたいというニーズに対応
埼玉県和光市は都心への通勤もしやすく便利で子育てもしやすい街として、年々、転入数が増加している。転入世帯の多くは若者を占めているが、彼らの中には「地域社会との関わりたいが、キッカケがない」と考えている人も多くいるという(和光市調べ)。
今回の取り組みはそのニーズに応えて行うもので、「ヒトと、マチを、モット近くする」をコンセプトにしたコミュニティカフェをオープンする。店名の「arco iris(アルコイリス)」とは、スペイン語で虹を指し、様々なヒトを"つなぐ場所"の意があるという。
シェフとしてランチを提供できるサービスも
同店では、市役所やネットにもない地域の情報がリアルタイムで集まる場所として、自由に使える情報掲示板を設置するほか、参加者のネットワーク作りをサポートする各種プログラムを毎月用意する。ドリンクやケーキ、軽食なども提供するため、家族や友人とお茶を飲みながら情報収集することができる。
4月には「One dayシェフ」がオープン。大学と提携し、日替りランチメニューを提供する。また、シェフ登録(2,000円/年)すると、1日シェフとしてランチメニューを提供できるサービスも開始。調理器具や食器、調味料は同店のものが使用でき(キッチン使用料4,000円/回)、1食800円のランチメニューを20食ほど提供できる。
さらに、作家登録(1,000円/年)をすると、ハンドメイド雑貨やアート作品などの手作りの品を販売できるスペースも設置。作品の搬入・値札付け・BOXのレイアウトを行い販売する。委託販売手数料は2,000~6,000円/月。
ほかにも、スペースを使用した(使用料1,000円/1h)ワークショップやイベントの企画も可能。プロジェクター・PC(1台)・タブレット・事務備品(ペン・はさみなど)も使用できる。利用日時は、水・金曜日19時~21時、土曜日10時~12時・13時~15時。参加者の予約受付・管理は同店が担当。
営業時間は10時~18時(火曜日定休/水曜と金曜は22時まで)。