俳優の宇津井健さんが14日18:05、慢性呼吸不全のため死去した。82歳だった。通夜・告別式は近親者のみで執り行われ、後日「お別れの会」が開かれるという。

82歳でこの世を去った宇津井健さん

宇津井さんは、1931年10月24日生まれ。東京都出身。早稲田大学在学中、1952年に俳優座養成所に入団し、1953年に『思春の泉』で映画初主演を務める。翌年、主演作シリーズ『スーパージャイアンツ』で人気を博し、1961年のドラマ『ザ・ガードマン』では高視聴率を記録した。

その後、山口百恵さんと共演した「赤い」シリーズで人気を不動のものとし、1988年からは『さすらい刑事旅情編』などにも出演。2006年の『渡る世間は鬼ばかり』で、病気降板した藤岡琢也さんの岡倉大吉役を引き継いだ。そのほか、『ごくせん』『相棒』など、出演作多数。