説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「雑誌アプリを削除すれば、継続課金も解約できるの?」という質問に答えます。

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電子ブックなどのコンテンツを扱うアプリのなかには、定期購読や「○か月読み放題」というサービスを提供しているものがあります。その多くがダウンロードしたアプリから手続きを行うスタイル(アプリ内課金)を採用しており、クレジットカードなどの情報を入力せずに利用開始できることが特徴です。

そのような支払い方法は「継続課金」と呼ばれ、App Storeのシステムにより実現されています。App Storeに登録されたクレジットカード/プリペイドカードの情報をもとに、一定期間ごとに自動的に支払いが行われるため、サービスを利用し続けるのであればユーザ側はなにもする必要がありません。

しかし、継続課金ではユーザが解約手続きを行わないかぎり支払いが続けられるため、サービス/コンテンツが不要になった場合は停止手続きを行う必要があります。質問にあるように、アプリを削除するだけでは継続課金は停止/解約されないのです。

iPhoneでは、継続課金を行うサービス/コンテンツが集中管理されており、Apple IDの管理画面から内容を確認することができます。手順はかんたん、「設定」→「iTunes & App Store」の順に画面を開き、上部に表示されているApple IDをタップしましょう。現れたメニューにある「Apple IDを表示」をタップし、次の画面で「管理」をタップすると、継続課金されているアプリが表示されます。そこには購読期間や自動更新をオン/オフするスイッチがあるので、これを変更すれば継続課金を停止することができます。

継続課金の状況を確認する場合、『設定』の「iTunes & App Store」からApple IDを表示します

継続課金の自動更新を停止すれば、次の期限到来時に料金がクレジットカードから自動的に支払われることはありません