上野~青森間を上越線・羽越本線経由で結ぶ寝台特急「あけぼの」が、14日夜に発車する列車をもって定期列車での運行を終える。
同列車は1970(昭和45)年、東北本線・奥羽本線経由の寝台特急として誕生。山形新幹線開業にともなうルート変更などを経て、40年以上にわたり上野駅から秋田・青森方面へ向かうブルートレインとして親しまれてきた。しかし、「ご利用の減少と車両の老朽化など」(JR東日本)を理由に、3月15日のダイヤ改正後は定期列車での運転を取りやめ、多客期に臨時列車として運転されることになった。
定期列車として最後の運行となる3月14日の「あけぼの」は、下り列車が上野駅21時16分発、上り列車が青森駅18時23分発。上り列車の秋田駅到着に合わせ、同駅4番線にて21時から21時30分頃まで、「さよなら『あけぼの』セレモニー」を実施し、横断幕による見送りも行われるという。翌朝の到着予定時刻は、下り「あけぼの」が青森駅9時52分着、上り「あけぼの」が上野駅6時58分着。
なお、同列車はゴールデンウィーク期間に臨時列車として運転される予定。上り列車は4月24日から5月5日までの運転で、青森駅17時11分発、上野駅6時20分着。下り列車は4月25日から5月6日までの運転で、上野駅21時33分発、青森駅12時19分着。上り・下りともに24系客車6両編成(B個室1両・B寝台5両)での運転を予定している。