シタシオンジャパンは13日、商品ジャーナリスト(元『日経トレンディ』編集長)の北村森氏が監修した「消費税増税後の消費意識調査」の結果を発表した。
同調査は2014年2月15~16日の期間にインターネット上で行われ、東京都・大阪府・仙台市・名古屋市・福岡市に居住する20~50代の男女1,520人から有効回答を得た。
消費税増税後の生活レベルへの願望と不安を尋ねたところ、不安については、「家計のやりくりが厳しくなると思う」の74.1%、「これまで以上に高額商品の購入が難しくなると思う」の73.6%が多く、願望については、「これまで以上にリーズナブルで良いものを選びたい」の79.8%、「これまで以上に購入商品を吟味したい」の79.6%が多かった。
また、78.8%が「増税後もできるだけ生活水準は下げたくない」という願望がある一方、73.0%が「増税後はこれまでよりも家計の見通しが不安だ」と回答しており、増税後の消費意識は「慎重派」が多数を占めながらも、現状の消費と増税後の消費意識に矛盾が生じていることがわかった。
現在の消費意識については、厳選購入の意向は強いものの、「衣料品」や「食料品」など日常的に購入する商品での失敗経験が多く、実際は賢い消費ができていない人が多数を占めた。
森氏は、安価で高品質な商品を見極める賢い消費術「スマートバイ」を身に付けるよう提唱している。