JR西日本は今年の末頃をめどに、JR神戸線六甲道駅にて昇降式ホーム柵の試行運用を開始する。ホームドアの代わりにロープを張り、ホームからの転落防止を図る設備。あわせて学研都市線(片町線)京橋駅への可動式ホーム柵設置も発表された。

JR神戸線六甲道駅への昇降式ホーム柵設置イメージ

京橋駅の可動式ホーム柵設置イメージ

昇降式ホーム柵の実用化に向けては、昨年12月からJRゆめ咲線(桜島線)桜島駅で試行運用が開始されていた。基本的機能や乗務員の操作性について、おおむね良好な結果が得られたという。六甲道駅では、3扉・4扉の列車の両方が停車する上り内側線(3番のりば)に昇降式ホーム柵を設置。編成の異なる列車に対する機能や操作性、列車の到着から発車までの連続動作、利用者の流動への影響など、桜島駅で確認できなかった項目を検証するとしている。

学研都市線(片町線)京橋駅での可動式ホーム柵の設置は2016年春頃の予定。1・2番のりばに設置する。同社によると、利用者が多く、停車する列車の扉が4扉に統一されていることが京橋駅への設置の理由だという。なお、同社は現在、JR東西線の北新地駅・大阪天満宮駅に可動式ホーム柵を設置している。