みずほ銀行の100%出資子会社である、みずほ銀行(中国)有限公司(以下みずほ中国)は13日、中華人民共和国上海市の中国(上海)自由貿易試験区(以下上海自貿区)に上海自貿試験区出張所を開設した。
上海自貿区は、中国政府が2013年9月29日、上海市に中国で初めて設立した自由貿易区で、貿易・物流面での利便性向上、サービス産業の発展、金融の市場化の導入、等による国際競争力強化を狙いとした、経済構造改革、金融自由化・制度改革、行政改革に向けた実験場と位置付けられているという。このたびの拠点設置により、関連情報やノウハウの取得を進めることで、金融サービスのさらなる向上に努めていくという。
みずほ中国は、上海自貿試験区出張所開設により営業拠点数が15になるという。同行グループの中国大陸における拠点数は、同行の2駐在員事務所(南京、厦門)も含め17と邦銀最大になるといい、今後もこうしたネットワークを活用しながら、より先進的な金融サービスの提供や顧客の事業展開をサポートする体制を整えていくとしている。