アスクは13日、米Apricorn製の暗号化セキュリティポータブルドライブとして、2シリーズ9モデルを発表した。3月下旬から順次発売し、店頭予想価格は、「Aegis Fortressシリーズ」の500GB HDDモデルが6万円台後半、750GB HDDモデルが7万円台半ば、HDD1TBが7万円台後半、1.5TB HDDモデルが9万円前後、128GB SSDモデルが7万円台半ば、256GB SSDモデルが11万円台前半、512GB SSDモデルが17万円前後。「Aegis Padlockシリーズ」の120GB SSDモデルが8万円前後、240GB SSDモデルが12万円前後。

Aegis Fortress

Aegis Fortress

「Aegis Fortress(イージス フォートレス)シリーズ」および「Aegis Padlock(イージス パッドロック) SSDシリーズ」ともに、米国立標準技術研究所(NIST)によってテスト・検証され、米連邦情報処理規格である「FIPS 140-2 Level2」を認定取得。機密データを保護するための暗号化規格を満たしたほか、暗号鍵の管理と設計の整合性など、多くの暗号化セキュリティシステムをカバーしている。

Aegis Fortressシリーズは、データの暗号化に加え、本体に搭載したキーパッドにより7~16ケタまでの暗証番号が設定可能な、セキュリティに特化したポータブルストレージ。HDDタイプ4モデル、SSDタイプ3モデルを用意する。キーパッドは防塵・防滴構造で、インタフェースはUSB 3.0。

HDDタイプ・SSDタイプともに、USBバスパワー(電源供給が足りない場合は付属のUSB分岐ケーブルを使用)で動作し、256bit AES-XTSハードウェア暗号化を採用した。HDDタイプの回転速度は5,400rpm、バッファサイズ8MB、平均シークタイム12ms。SSDタイプの平均シークタイムは0.1msだ。耐衝撃性は、HDDタイプの非動作時が1,000G/1ms、動作時が300G/2ms、SSDタイプは動作時が1,500G/0.5ms。ともに本体サイズはW84.5×D120×H19mm、本体重量約176g、モバイルポーチが付属する。


Aegis Padlock

Aegis Padlock

Aegis Padlock SSDシリーズは、Aegis Fortressシリーズ同様のセキュリティ機能を持つが、SSDタイプのみラインナップ。これにより、本体サイズがW64.5×D83.5×H14mmという小型化を実現した。耐久性に優れたアルミ筐体を採用し、キーパッドも防塵・防滴構造とすることで、モバイル使用での利便性を高めている。

主な仕様は、インタフェースがUSB 3.0、電源がUSBバスパワー(電源供給が足りない場合は付属のUSB分岐ケーブルを使用)、256bit AES-XTSハードウエア暗号化、バッファサイズ8MB、平均シークタイムが0.1ms。耐衝撃性は、動作時1,500G/0.5ms。本体重量約102g、モバイルポーチが付属する。