BUMP OF CHICKENが、3月12日にリリースしたニュー・アルバム『RAY』に収録されるリード曲「RAY」にて、初音ミクとコラボレーションしたスペシャルver.と同曲のプロモーションビデオを制作したことが明らかになった。PVは、同バンドのオフィシャルYouTubeで公開されている。

PVの制作は、初音ミクのオペラ「THE END」の映像プロデュースや、初音ミク×ルイ・ヴィトンのファッションコラボレーションの総合プロデュースなどを手がけてきたクリエイティブカンパニー「A4A」(エー・フォー・エー)の東市篤憲氏が担当。コラボ曲における初音ミクのプログラミングは、ボーカロイドクリエイターや音楽プロデューサーとして活躍するkz氏(livetune)が手がけている。

撮影は「360°ホログラム」と呼ばれるバンド史上最大規模(直径12m×高さ6.5m)のセットで実施。今回の映像はCGの合成ではなく、実際に初音ミクと光線を投影しながらバンドが演奏する様子を捉えており、同バンドと初音ミクが同じ空間で撮影されるという世界初のリアルタイム共演を果たしている。

BUMP OF CHICKENが3月12日にリリースしたニュー・アルバム『RAY』

さらに、初音ミクの制作で知られるクリプトン・フューチャー・メディアは、今回の撮影のために「14(イチヨン)モデル」の初音ミクを制作。初音ミクのダンスは、でんぱ組.incやゆずなどの振り付けで知られるコレオグラファーのYUMIKO氏が担当し、彼女が実際に踊ったダンスをモーションキャプチャで取り込んで撮影されたという。

このPVは、同バンドのオフィシャルYouTubeで公開中。また、同バンドの公式サイトでは、今回のコラボの経緯やメンバーの想いが語られたインタビューが公開され、その中で同バンドのベーシスト・直井由文は「東市さんが持ってきてくださった絵コンテを見て、素晴らしいと思ったんです。リスクがあるのはわかっていましたけど、それよりも"面白そうだ"という気持ちが爆発した感じでした」「こういうコラボレーションが夢だったんです」と明かしている。

BUMP OF CHICKEN feat. HATSUNE MIKU「ray」