マイナビは、2015年卒業予定の学生を対象とした「2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 2月の活動状況」の結果を発表した。調査は2月24日~28日にかけて行われ、1,419名(文系男子290名、理系男子440名、文系女子322名、理系女子367名)から有効回答を得た。
3月、早くも本格的な選考のシーズンに
2月の活動状況について尋ねたところ、「個別企業セミナーに実際に参加した」や「企業からエントリーシートを取り寄せた」などの序盤の活動では前年同月よりも割合を下げた。しかし「人事担当者と会った」「1次面接を受けた」「最終面接を受けた」などは前年同月よりも増えており、企業との接触や選考に進んでいる学生が多いことが分かる。
特に「企業にエントリーシートが通過した」は同年前月比24.4pt増の69.6%、「1次面接を受けた」は同年前月比27.5pt増の61.3%で急激に増えている。早くも本格的な選考のピークに入り始めているようだ。
合同企業説明会、個別企業セミナーの参加社数などについて尋ねたところ、「エントリーシートを提出した社数」が前年同月比0.1社増の5.9社、「エントリーシートが通過した社数」が前年同月比0.3社増の2.7社、「選考を受けた社数」が前年同月比0.2社増の2.7社だった。初期選考の活動量が早くも増えてきている。
個別企業セミナーには9割近くが参加している
個別企業セミナーに参加したことがあるかという問いには、89.2%が「参加した」と回答した。参加した中で最も良いと思った企業セミナーのスタイルを聞いたところ、「先輩社員による仕事の体験談」(22.0%)、「人事担当者による事業や仕事内容の説明」(20.8%)、「社員や内定者と自由に懇談」(19.6%)を挙げる声が多かった。
個別企業セミナーで本当に聞きたかった内容について聞くと、「社風・社内の雰囲気」「具体的な仕事内容」「入社後の待遇」「入社後のキャリアモデル」などを挙げる学生が多かった。企業理念や詳しい業界説明、企業の製品や商品説明などより、学生は入社後をイメージさせる情報について聞きたいと考えているようだ。