ヒットは、2013年11月29日~12月3日にかけて、20歳代~60歳代の有職者男女280名を対象に「転職」に関する意識調査を実施した。
有職者の約半数は「転職したい」
まず、転職したいと思うか尋ねたところ、34.6%が「思うときもある」と回答した。「常に思っている」の14.3%と合わせると、48.9%と約半数が転職したいと考えている。世帯年収別に転職願望を持つ割合を見ると、年収600~1,200万円の中高所得層でも52.7%が転職したいと思うと回答し、収入の額と転職願望に反比例関係は認められなかった。
これまでに、転職または転職活動をしたことがあるか聞くと、67.6%が「したことがある」と回答し、そのうち53.6%は現在も転職願望を持っていることがわかった。「転職活動はしたが転職したことがない」と答えた6.4%のうち、現在転職願望を持っている割合は77.8%。転職活動の経験がある人は、転職活動を繰り返す可能性が高いようだ。
年収600万円以上の有職者はスキルアップにも熱心
次に、仕事のために向上させたいスキルを聞いたところ、世帯年収600万円以上の中高所得者は、世帯年収600万円未満の人と比べ、自身のスキルアップを望む傾向が強いことがわかった。「語学力」では約2倍、「発想力・企画立案能力」では約3.5倍、「リーダーシップ」では約3倍の差が付いている。
中高所得層が「発想力・企画立案能力」 「リーダーシップ」の向上を求める背景として、自ら業務を推進したり、周囲を率いていく立場にあることがうかがえる。向上したスキルを活かして、条件のより良い仕事へ転職する意向を持つ中高所得層が多いようだ。