飲み会や合コンの場で、女性から男性への鉄板質問と言えば「どんな女の子がタイプなの? 」です。男性のみなさんは、どのように答えていますか。
「顔がかわいい子! 」「スタイルのイイ子!! 」
この質問に正直に答えすぎて、「何、こいつ」「自分のこと棚に上げて……」と思われてしまうこともあります。そこで、今回は「好きなタイプは? 」と聞かれたときの高感度をあげる回答をご紹介します。
当たり前のことを言う
「ありがとう、ごめんなさいがきちんと言える人」「『おはよう』とか、あいさつができる人」
そんな風に言われたら女性はどう思うでしょうか。「自分は関係ない」と思うよりも、「自分もしてるかも? 」と思えます。また、それを聞いて「何、こいつ」とは思わずに、その人自身も「きちんとできる人なのかな」とイメージを持たれやすいです。
好きなタイプを聞くという質問は、ただ単純に好きな人を聞いているだけではなく、会話の中から相手の人となりを見ています。解答によって「はぁ? 」と思われることもありますが、きちんと答えれば「へぇ~きちんとしてる人なんだ」と印象アップさせることもあるんです。
無理なく、具体的に
A「明るい子」
B「楽しいとき、楽しそうに笑ってる子」
どちらの回答がいいと言えば、答えはBです。楽しい時間を楽しそうに過ごす人は、多いですよね。友達とワイワイやっているとき、好きなことを仲間内でやっているとき。その情景がイメージできるって、とても大きいです。
「明るい子」と言われると、人によって違いますよね。いつでも笑っている子、元気な子、よくしゃべる子、活発な子、面白い子……。明るい子の一言でイメージが分散されてしまい、「私、そんなに明るくない」と思われたら、それでおしまいです。
自分の好みを別の言い方で
例えば「かわいい子がタイプだ」と思っているとします。かわいいというのは、あまりにも範囲が広すぎて、しかも発言者にとっての"かわいい"ではなく、聞き手側にとっての"かわいい"を想い浮かべるので、「無理だ」と思ってしまいます。私も「かわいい人」と面と向かって言われたときは、「ああ、そうですね。私じゃないってことですね」と思ったことがありました。
芸能人や二次元の女性を出すのも1つの方法かもしれませんが、できれば別の角度から具体例を出してみてください。
ある男性は「おいしそうに食べる子」と言いました。彼は、かわいいと思った人と食事に行くと、大概食事中に「おいしいね」とニコニコ食べる姿に「かわいいなー」といつも思うそうで、このように答えたと言っていました。
好みを聞かれて、わざわざ嘘つく必要はないと思っています。しかし、自分も聞いた側の立場になって考えてみてください。
「かっこいい人」「価値観が合う人」と言われても、ピンときませんし、「対象外かよ」「その顔で? 」と心の中で毒づいてしまうことありませんか。これは男性も女性も同じことです。
大切なことは、言い方を工夫するということ。「大雑把な人をおおらかと言い換えるだけで、相手の受け取り方が違う」というように、嘘をつくのではなく、人とのコミュニケーションを円滑に進めていくうえで、大切なことではないでしょうか。
著者プロフィール
片瀬萩乃
恋愛作家
常に相談者の立場に立った前向きなコメントに「恋愛の楽しさを思い出した! 」「自分の気持ちに自信が持てた! 」と多くの女性からアツい支持を得ている。著書に、シリーズ合計20万部突破した『モテ本! 』『モテ本! ハイパー』『モテ本ビジュアル強化BOOK』(以上、大和書房)、『終わらない恋をするための恋愛のルール』『喜ばせハンドブック』(以上、中経出版)、『永遠に彼が夢中になる恋愛のルール』(二見書房)、新刊に『しあわせのはじまりは、ときめきから』(学研)がある。 オフィシャルサイト「恋結‐コイムスビ‐」、オフィシャルブログ「today+」も展開中。