ロックバンド・氣志團の團長、綾小路翔が12日、3月末をもって"無期休学"することを発表したドラマー白鳥雪之丞に対する思いを、公式ホームページで発表した。

ドラマー白鳥の離脱についてコメントを発表した氣志團・綾小路翔

「今はまだまったく実感がありません」という綾小路は、「雪之丞と僕は中1からの仲。彼は転校生だった。中2でバンドを組んでから、後はもうずっと一緒にいた」と白鳥との出会いまで遡り、「文字通り親友だったし、自分の活動において、一番頼りになるパートナーであり、ライバルでもあった」と2人の関係を振り返った。

「氣志團を結成したのも事実上、僕と彼。運営も戦略もブッキングも、いつだって二人でやって来た」という綾小路。「デビューしてからその関係性が変わってきたのも事実。喧嘩をした事もある」と明かし、「だけどそれは全て、我々がこの先もずっと一緒にいる為に必要なものだった。なぜなら氣志團は、この六人でこそ氣志團だから。たった一つのカケラも失ってはならないバンドだから」と全員そろってこその氣志團だと強調した。

そして、「だけど、そんな彼がいなくなる。人生で初めて出来た親友がいなくなる。正直、ちょっとまだ想像つかない」と親友の離脱に動揺する胸中を告白。「僕に出来た事は、唯一つ。氣志團に彼の籍を残したこと」だといい、「今僕らが望むことも唯一つ。どれくらいの時間が掛かってもいいから、帰って来て欲しい」と白鳥の復帰を願った。

「想定もしていなかったストーリーに進み出し、戸惑ってはいるけれど、それでも必ずいつかハッピーエンドに辿り着いてみせる」と誓う綾小路。最後にまた「さよならは言わない。また逢おうぜ、雪之丞。追伸:ワゴンの君の専用席は、そのままにしておくよ」と白鳥へメッセージを送った。