ローランドは、3月12日から15日までドイツ・フランクフルトで開催される楽器の国際見本市「Musikmesse 2014」に出品する新製品を発表した。今回新たに発表されたのは、同社が展開する「BOSS」ブランドのギター・プロセッサー、マルチエフェクツ、ペダル・エフェクターと、ローランドブランドのストリート・アンプなどで、いずれも発売時期は2014年春~夏頃となっている。

BOSSブランド新製品

「GP-10」

BOSSブランドからは、ギター/シンセ・モデリング、オルタネイト・チューニング機能、マルチ・エフェクツが融合した新コンセプトのギター・プロセッサー「GP-10」が登場。GKピックアップ搭載ギターとの組合せで、COSMギター・モデリングやチューニングを自在に設定し瞬時に切り替えが可能となり、太いアナログ・モデリング・シンセのサウンドも搭載。マルチ・エフェクツは通常のギター・ケーブルでの入力でも使うことができ、 ギターの表現性を無限に広げることができるという。

「GT-100 Ver.2」

「GT-001」

「GT-100 Ver.2」は、BOSSマルチ・エフェクターのフラッグシップモデル「GT-100」を、さらに進化させた製品。2種類のアンプ・モデリング(BGNR UB Metal、ORNG Rock Reverb)や、3つの最新エフェクト(Tera Echo、Overtone、A-DIST)が追加されたほか、USBオーディオ機能の拡張により、レコーディングやリアンプ機能も強化されている。

「GT-001」は、デスクトップでの使用に最適化されたマルチ・エフェクツ。前述の「GT-100 Ver.2」と同等のハイクオリティ・サウンドを搭載しながらも、使う場所を選ばないサイズ感とシンプルなツマミによる直感的な操作感が特徴となっている。

「VE-2」

「VE-2」は、ギターのコード入力をもとに、美しいボーカル・ハーモニーを生成できるペダル・エフェクター。高品位なリバーブ/ディレイを搭載するほか、キー設定によりハーモニー機能を利用することも可能で、弾き語りミュージシャンはもちろん、ソロ・ボーカリストの表現性も向上させることができる。電池駆動にも対応しており、ストリート・パフォーマンスにも最適。

ローランド・ブランド新製品

「CUBE Street EX」

ローランド・ブランドからは、定番ストリートアンプのハイ・パワーモデル「CUBE Street EX」が発売される。新設計の電池駆動技術により、単3電池×8本で最大50Wのステレオ出力を実現しているのが特徴で、演奏環境や演奏時間に合わせて3段階の出力パワー調整(ECO:20h/10W、NORMAL:10h/25W、MAX:5h/50W)が可能。堅牢なABS樹脂筐体、7.4kgの軽量設計で可搬性に優れ、マイクや楽器用など最大5系統の入力、ステレオ・ラインアウトも装備されている。COSMギター・アンプやアコギ用プリアンプも搭載。

なお、同社はこれらの新製品にあわせて、BOSS コンパクト・シリーズ全機種の保証期間を5年に拡大することも発表した。対象となるのは2014年4月1日以降に国内で販売された新品製品となっており、同時にパッケージデザインも一新されるという。詳細は同社Webサイトまで。