米Appleが次期iOSのiOS 8(仮称)でマップアプリの大幅なアップデートが行われるかもしれない。本件は9to5 Macが情報筋の話として伝えたもので、視認性の高いデザインとなり、マップアプリには乗換案内機能が搭載されるという。

9to5 Macは情報筋の話として、広範囲にわたる修正作業とBroadMap、Embark、HopStopといった地図関連サービス企業の買収の成果により、マップのデータデースをアップグレードさせ、より信頼性の高いものになると伝えている。そして、空港、公園、駅、バス停などのスポットが高い新しいラベル表記となり、道路なども含めて視認性の高いデザインに調整されているという。

目玉となるのが電車、地下鉄、バスといった公共交通機関の乗換案内機能で、米国の主要都市を皮切りに、地方都市および米国外でも利用可能にしていくとしている。

Appleは地図アプリについて、iOS 6のリリースタイミングで、それまで頼っていたGoogleマップから自社のサービスに切り替えた。しかし、当初は地図の精度が低いものだった。国内に限っても実在しない「パチンコガンダム駅」なるものが登場するなど多くの語表記が見受けられた(同駅は現在Wikipediaにまで登録)。海外でもiOS 6のマップに頼った結果、多数のドライバーが遭難する事態を招いた。約1年前の大幅アップデートもあり、現在では国内のマップも使用にたえうる状態になっている。

この乗換案内機能の実装は、あくまで噂レベルに過ぎないが、マップ同様に日常的に使用頻度の高い機能となることは明白。パチンコガンダム駅が復活しないことを願いたい。