インテリジェンスは、中途採用の担当者1,000人を対象に「中途採用者の選考にあたり重視している能力」について調査を実施した。調査期間は、2013年6月20日~24日。
重視する能力は「対人理解力」
まず、「伝達・説明力」「論理的思考力」「対人理解力」「自己認知力」「協調性・柔軟性」「自律性・一貫性」「達成志向」「ストレス耐性」の8要素のうち、中途採用の担当者が採用で重視する能力について尋ねたところ、「対人理解力」(24%)が最も高かった。次いで「協調性・柔軟性」(18%)、「伝達・説明力」(17%)となっている。
金融専門職やITエンジニアは「論理的思考力」を重視
職種別に中途採用において重視されている能力を見ると、営業と販売・サービスは、人と接することがメインの仕事であるため、「対人理解力」が2位の項目に10%以上差をつけ、圧倒的に重視されていることがわかった。
一方、モノづくり系エンジニアや企画・管理、ITエンジニア、金融専門職では「論理的思考力」が最も重視されている。建築・土木系エンジニアでは、多くの人と関わり合う必要があることから「協調性・柔軟性」が1位。メディカル系専門職では、専門的な内容を短時間で的確に説明する必要があるため、「伝達・説明力」を重要視している。