IDC Japanは11日、日本国内における2013年通年(1~12月)および第4四半期(10~12月)のタブレット出荷台数を発表した。通年では前年比67.2%増の743万台と市場が拡大し、シェアはアップルが43.8%を獲得して首位となった。
通年の出荷台数についてIDC Japanは、個人市場では低価格端末だけでなくハイエンド端末の出荷が増えたこと、法人市場ではiPadシリーズの買い替え需要とWi-Fi対応の新規需要が堅調だったことを市場拡大の背景として挙げている。
通年におけるメーカー別のシェアでは、首位のアップルに続き、GoogleのNexusシリーズを擁するASUSが2位、WindowsタブレットのSurfaceシリーズに注力した日本マイクロソフトが3位に入った。以下、僅差でAmazonとソニーが続いている。
同時に発表された第4四半期(10~12月)のタブレット出荷台数は、前年同期比21.5%増の223万台。四半期ベースで初めて200万台を突破した。iPadシリーズが好調で、Windows 8/8.1端末が急成長した。
第4四半期におけるメーカー別のシェアは、iPad Airを中心としたアップルが38.6%で首位。以下、2位にASUS、3位にマイクロソフトが入った。4位の富士通は4G回線付きのAndroid端末で出荷台数を伸ばしている。