説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「Siriとうまく付き合うコツはありますか?」という質問に答えます。

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音声アシスタント機能「Siri」は、いろいろなシチュエーションで活用できます。指先で操作する必要がありませんから、運転中など手が離せないときにもiPhoneに指示を出せます。電話をかけたりメールを送信したり、ちょっとした処理も話しかけるだけでOKです。

しかし、はっきり話しかけないと正しく認識されません。人目を憚って小声にすると認識率はいっそう低下しますから、何度も話しかけなければならず、ストレスを感じてしまいかえって逆効果です。はっきりと大きな声で話しかけることが、Siriにいい働きをしてもらう近道です。

そんなSiriにも、話かけるコツがあります。ふだんの我々の話し口調を理解してくれますが、そこに含まれる鍵となる単語を重視して解釈しますから、助詞や副詞を省いてもかなりの確率で理解してくれるのです。多少ぶっきらぼうに聞こえるかもしれませんが、なにせ相手は人工知能ですからそこは気にせず、単語ベースでのやり取りを心掛けましょう。

たとえば、今日の予定を確認したければ「カレンダーを見せて」や「予定を教えて」ではなく、「カレンダー」あるいは「予定」でじゅうぶんです。電話をかけるときも、「電話」と話しかければ誰にかけるか確認してくるので、相手の名前やニックネームを伝えればいいのです。音楽を聴きたいときには、「音楽」とだけ話せばすべての曲をシャッフル再生してくれます。目的地のルート案内のように、1つの単語だけでは伝えられない命令もありますが、情報の確認であればけっこう使えますよ。

少々ぶっきらぼうな印象ですが、単語を話すだけでもSiriに伝わる命令はたくさんあります