多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「ときどき行うスマートフォンの再起動、どうして必要なの?」という質問に答えます。

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スマートフォンは「携帯電話」と「コンピュータ」という2つの顔を持っています。緊急時には法律で定められた番号(日本では110/118/119番)へ電話できるようにするなど、携帯電話機としての特殊動作モードも備えていますが、電源が投入されたあとOSの主要プログラムを起動し、電話の着信など外部からのさまざまな要求に対し即座に反応するための常駐型プログラム(サービス)を起動するという、パソコンとほぼ同じ流れでシステムが動作を開始します。

そのシステムに大きな変更が加えられた場合、いちど電源を切ったあと起動し直す「再起動」の手続きが必要になります。主要プログラムやサービスを読み込み直さないかぎり利用できない新機能、修正された機能が含まれているからです。再起動が必要かどうかはシステム更新プログラム(アップデータ)次第ですから、通常は画面の指示にしたがい作業します。

システムアップデータとは無関係に、システムを再起動することもあります。これは前述した強制的な再起動ではなく、ユーザの判断による自主的な再起動です。再起動してスマートフォンを電源投入直後の状態にすることで、システムの安定性を取り戻したり、なんらかの原因で動かなくなった機能/アプリを再び動作させたりすることが狙いです。

ただし、再起動の手続きには時間とバッテリーを消費しますから、他に選択肢がないとき以外は実行すべきではありません。再起動中は電話やプッシュ通知を受けることができませんから、時間帯とタイミングを選ぶことも重要です。

「再起動」はシステムに大幅な変更が加えられた場合に行うものですが、動作が不安定になったときなどに手動で行うこともあります

(記事提供: AndroWire編集部)