BBソフトサービスは10日、同社のセキュリティ対策ソフトウェア「Internet SagiWall」が検出した危険性の高い詐欺サイトの分析結果から、2014年2月度のインターネット詐欺リポートを発表した。2月のインターネット詐欺サイトの検知数は71万6,045件で、前月と比べて5.7%増加した。

2014年2月度のネット詐欺検知数と、OSごとのネット詐欺種類検知数

詐欺の種類別では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが98.8%、フィッシング詐欺サイトが0.8%、ボーガスウエア配布サイトが0.2%、マルウェア感染サイトが0.0%でネット詐欺のほぼ全てをワンクリック・不当請求詐欺サイトが占めている。

Android、iOS、WindowsのOS別にネット詐欺の種類をみると、ワンクリック・不当請求詐欺サイトはAndroidの中で99.13%を占め、iOSでは94.90%、Windowsでは63.53%と、いずれのOSでも高い数字だった。フィッシング詐欺ではWindowsが16.60%、iOSが2.49%、Androidが0.67%。ボーガスウエア配布サイトはWindowsで19.24%、iOSで1.91%、Androidで0.03%。マルウェア感染サイトとぜい弱性悪用サイトはどのOSでも1%未満だった。

このほか、小学校入学の準備をする時期に合わせランドセルの格安販売をうたったフィッシング詐欺サイトを検出。同社は「季節需要を見込んだ詐欺サイトが多く、注意が必要」としている。

ランドセルの格安販売をうたったフィッシング詐欺サイト