1966年に放送されたフジテレビ系青春ドラマ『若者たち』が、7月クールに現代版として放送され、妻夫木聡、瑛太、満島ひかり、柄本佑、野村周平、蒼井優、橋本愛、吉岡秀隆らが出演することが10日、明らかになった。
同ドラマのベースは、1966年に放送された青春ドラマ『若者たち』。田中邦衛、橋本功、佐藤オリエ、山本圭、松山省二が、幼いころに両親を亡くした貧しい5人の兄弟を演じ、彼らがたくましく生きる姿を通じて当時の社会問題を描いた。今回のドラマでは、当時の作品をベースにしつつも、"今の社会"を切り取った現代版として制作。また、兄弟だけでなく、彼らと関わる者たちとの青春群像劇として制作される。
現代版のキャスト陣は、5人兄弟の長男役に妻夫木聡、次男役に瑛太、長女役に満島ひかり、三男役に柄本佑、四男役に野村周平が決定。そして、5人の人生に大きく関わってくる相手として、蒼井優、橋本愛、吉岡秀隆が出演する。また、主題歌は歌手の森山直太朗が担当。1966年の放送時、ドラマと共に強烈な印象を与えた主題歌「若者たち」(当初タイトル「空にまた陽が昇るとき」)にアレンジを加える。
演出を務めるのは、ドラマ『北の国から』で知られる演出家・杉田成道氏。1966年当時、夢中になって『若者たち』を見ていたという杉田氏は「僕らは先輩たちから受け継いだバトンを次の世代に受け渡す使命があると思い、新たな『若者たち』を考えてみました。次の世代に"希望"を抱いてもらいたいと切に願って…」と、ドラマへの思いをコメント。杉田氏と共に、『Dr.コトー診療所』を手がけた中江功氏、『最高の離婚』などを手がけた並木道子氏も演出を務め、脚本は『テルマエ・ロマエ』『クローズZERO』の武藤将吾氏が担当する。