ネットでの個人間取引といえば、ヤフオク! などに代表されるオークションサイト(アプリ)を連想しがちですが、2012年頃からフリーマーケット(以下、フリマ)アプリが増え始め、昨年には各メディアで大きく取り上げられるまでに。今後、ますます競争が激化されるフリマアプリの特徴について探ってみました。

オークションとフリマアプリの違い

最大の違いは購入方法。オークションは決められた時間内に最も高い値段をつけた人が落札し購入できますが、フリマは出品者によって予め値段が決められています。

過去、オークションでは入金したのに商品が来なかったり、商品を送ったのに入金されなかったりといった売買成立時のトラブルが起きたこともありましたが、多くのフリマアプリは安全に取引が行えるよう対策を行っています。例えば、商品代金は一旦アプリを運営する企業に預けられ、購入者が商品を受け取ってから商品提供側に支払われるようになっています。

また、フリマアプリは登録料・出品料が無料で、取引成立時に商品代金の一部が手数料として引かれるのが一般的です(アプリ内ポイントが手数料に代用可能のものも)。手数料は商品代金の10%に設定されていることが多く、出品されている商品代金が999円や555円などのゾロ目を見かけることが多いのも、そういった背景が絡んでいるのかもしれません。

とうとう来た! 出品・販売手数料の世界

とはいえ、やはり出品する側からすると、手数料を取られず、売上がそのまま反映されたらいいのにな…というのが本音。そうしたフリマアプリの常識を覆すできごとが起きました!「LINE MALL」の出品・販売手数料をすべて無料化し、過去に販売をしていた人に対して手数料を払い戻すというのです!!

「LINE MALL」で出品するには、(1)スマホで出品したい商品を撮影、(2)販売価格を決める、(3)出品ボタンを押すという3ステップを踏むだけ。出品に関するハードルが下がったことで、国内スマホユーザーの約9割が利用するというLINEのユーザー達がこぞって出品をするようになったら、これまでの市場が一変してしまう可能性がありますね。

フリマアプリあれこれ

もちろんフリマアプリは他にも沢山あります。App Store、Google playの両方でベストアプリとして表彰を受け、多彩な支払い方法を持つ「メルカリ」の存在を忘れてはいけません。実は、フリマアプリの多くは女性をターゲットに作られており、男性も利用できるアプリは貴重なのです。現在、最も勢いのあるフリマアプリとして注目です。

続いて、「女の子のためのフリマアプリ」として2012年7月からサービスを開始しているのが「Fril」。バーチャルショップをアプリ内でオープンさせることが可能。「自分のお店を持ちたい! 」と子供の頃に思い描いた夢をスマホひとつで実現できちゃいます☆

「ママ専用アプリ」として2013年4月に誕生したのが「prima」です。キッズ・ベビー用品に特化したフリマアプリは、成長の早い子供を抱えるママたちの悩みや思いを持ったママたちが集まるので、ママ目線の素敵なアイテム、必要なものが手に入ると評判。中にはパパも利用しているとか!?

いよいよ来月から消費税が8%になるので、今後、さらにこうしたフリマアプリが盛り上がるのではないでしょうか。個人的には「prima」のように特定のジャンルに特化したものが出て欲しいです。例えば「ガジェット専門フリマ」ってどうでしょうか!?だめですかね???

記事提供:gooスマホ部

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