東京メトロは25日、東西線南砂町駅改良工事の内容や工程などについて紹介するインフォメーションセンター「メトロ・スナチカ」を開設する。南砂町駅2a出入口から徒歩1分の南砂三丁目公園内に設置し、9~17時の間は誰でも無料で見学できるようにする。
東京メトロ東西線では現在、混雑緩和・遅延防止を目的に、大規模改良工事などの抜本的な対策を進めており、南砂町駅でも今後、本格的な工事を行う予定だ。
同駅は現在、ホーム1面に対して線路2線の構造となっているが、これにホーム1面と線路1線を増設する計画だという。完成すると同一方向の列車が交互に発着することが可能となり、遅延防止やホーム上の混雑緩和・安全性の向上が図られるとしている。南砂町駅改良工事には約340億円が投じられる見込みで、2020年度の完成をめざしている。
今回オープンする「メトロ・スナチカ」では、改良工事の進捗を表す年表や、駅の未来の姿を紹介するジオラマシアターを設置。改良工事で働く車両の紹介コーナーも設ける。西葛西駅から南砂町駅までの運転を体験できる地下鉄シミュレーター、キッズコーナー、東西線と東京オリンピックの関わりを示す展示、東西線での他の改良工事や砂町の今昔の歴史コーナー、鉄道模型展示コーナーなど、東京メトロや東西線などに関わる幅広い展示物も公開するという。なお、毎週月曜日は休館となる。