内閣府は7日、2014年1月の景気動向指数(CI、2010年=100)速報値を発表した。それによると、現在の景気とほぼ一致して動く「一致指数」は前月比2.5ポイント上昇の114.8となり、2008年2月(115.1)以来、5年11カ月ぶりの高い数値を記録した。上昇は7カ月連続。
内閣府は、一致指数を踏まえた基調判断を「改善を示している」に据え置いた。
景気の先行きを示す「先行指数」は前月比0.5ポイント上昇の112.2と、5カ月連続の上昇。遅れて動く「遅行指数」は同1.1ポイント上昇の115.6と、3カ月連続で上昇した。
一致指数を構成する11系列のうち、上昇に寄与したものは9系列、低下に寄与したものは2系列。このうち、生産指数(鉱工業)は前月比4.0%増、鉱工業生産財出荷指数は同2.9%増、大口電力使用量は同1.1%増、耐久消費財出荷指数は同13.5%増、投資財出荷指数(輸送機械除く)同10.2%増、有効求人倍率(新規学卒除く)は同0.01ポイント増などとなった。
一方、所定外労働時間指数(調査産業計)は前月比0.6%減、中小企業出荷指数(製造業)は同0.2%減となった。