ポーラ美術館は3月21日~23日の期間、現在開催中の企画展「ルノワール礼讃-ルノワールと20世紀の画家たち」の特別企画として、「ルノワール祭を開催する。

豊かな自然に囲まれたポーラ美術館

ルノワールの作品14点を公開

「ルノワール礼讃-ルノワールと20世紀の画家たち」では、ルノワール作品14点を「花」「女性像」「裸婦」「南フランスと地中海」の4つのセッションに分けて、その芸術の特徴と魅力を再考する内容となっている。更にパブロ・ピカソや梅原龍三郎など、ルノワールと同時代の西洋及び日本の作家の作品をあわせ、計52点を展示している。

ピエール・オーギュスト・ルノワール「髪かざり」 1888年

鑑賞無料のコンサートも

このほど「ルノワール礼讃」の会期中に3日間限定で、ルノワールに関するイベントや企画を行う「ルノワール祭」を開催する。

音楽にも深く親しんでいたルノワールにちなんだクラシックコンサート「ルノワールの調べ」は、同氏が特に好んだモーツァルトやドビュッシーなど、同時代の作曲家の曲目を演奏する。開催日時は3月22日の16時50分~(演奏時間約60分)、鑑賞は無料。

ルノワールの作品<髪かざり>にちなんだワークショップ「カード織りでアクセサリーづくり」では、「カード織り」という四方の穴の開いたカードに糸を通して帯状のバンドを作る手法で髪かざりやヘアバンド、ブレスレットを作る。日時は3月21日~23日の11時~15時の間(受付は14時30分まで)。参加は500円。

トークイベント「ルノワール、4つのテーマ」では、花、女性像、裸婦、風景という4つのテーマからルノワールの画業の魅力を紹介。3月21日の11時、13時、14時、15時に開催する。定員は各回30人、参加は無料。

「ルノワール礼讃」展スペシャルギャラリートークでは、20世紀にルノワールが多くの画家から敬意を集めた様相について、前半は講堂にてレクチャー形式で、後半は展示室で作品を見ながらの解説を行う。実施は3月22日の14時~15時、定員は30人。参加は無料。

「クロストーク-アートテラー・とに~さんをお迎えして」では、美術を身近に楽しく笑えるものにすることをモットーに活動するアートテラー・とに~氏を招き「ルノワール礼讃」を新たな視点から紹介する。実施は23日14時~15時、定員は100人、参加は無料。

カード織りの作業風景

また、期間中に帽子を身に着けて来場すると、ルノワールの代表作<レースの帽子の少女>にちなんだ「<レースの帽子の少女>コスチュームキューピー」をプレゼントする。更に館内ミュージアムショップでルノワールグッズを含め2,000円(税別)以上購入した人にも、ルノワールグッズをプレゼントする。

同館の開館時間は9時~17時(入館16時30分まで)。入場料は大人1,800円、65歳以上1,600円、大学・高校生1,300円、中・小学生700円(中・小学生は土曜日無料)。