3月6日、28都府県で本格花粉シーズンに突入

ウェザーニューズは6日、同日までに全国28都府県で"本格花粉シーズン"に突入したことを発表した。

3月6日までに、全国28都府県で"本格花粉シーズン"に突入

同社では全国1,000カ所に、花粉観測量に応じて目の色が変化する独自の花粉観測機「ポールンロボ」の設置を進め、花粉の観測を実施。4日には、関東南部(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の約3割にあたる55カ所(総数200カ所)の観測地点、大阪府の約7割にあたる30カ所(総数41カ所)の観測地点において、花粉症の症状が出始める花粉飛散量(30個)を超えた。

また、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」に寄せられた花粉症の人の症状報告を見ても、関東南部に在住する956人中の約5割、大阪府内に在住する169人中の約6割が"ややつらい"、またはそれ以上の症状を感じ始めている。本格花粉シーズンに突入していないエリアでも、6日までに全国12県で敏感な人で症状が出始める花粉シーズンに突入していることを確認しているという。

近畿~関東は3月中旬~下旬がピークの見込みに

今後、来週中頃にかけて西高東低の冬型の気圧配置が続き、寒気の影響を受けるため、全国的に寒さが続く見通しだが、太平洋側では晴れる日が多くなり、特に風が強い日は花粉の飛散量増加に注意が必要。また、九州や四国では、スギ花粉のピークを迎えており、3月中旬にかけて晴れる日は大量飛散となる恐れがある。近畿~関東地方のスギ花粉の飛散ピークは3月中旬~下旬となる予想となる。

2014年の花粉の飛散開始予想

東北地方の日本海側では雪が降る日が多く、太平洋側でも寒さが続くため、スギ花粉の飛散シーズン開始は3月中旬になる見通し。3月中は寒い日が多くなるが、4月に近づくにつれて徐々に気温が上昇し、4月は春らしい陽気の日も多くなる予想で、スギ花粉は4月上旬~中旬に飛散のピークを迎える見通しとなる。

スギ花粉の飛散がピークを過ぎた後は、桜の花が咲く頃にヒノキ花粉の飛散量が増え始め、西~東日本では4月上旬~中旬にヒノキの花粉の飛散ピークとなる見通し。ただ、九州など早い所では3月下旬~4月上旬がヒノキ花粉のピークとなる予想となっている。

また、飛散量は北~東日本では昨年より少なくなる予想だが、西日本では昨年並み~昨年より多い予想となる。全国的に、平年並み~平年より多く飛散する所が多いため、まだ症状が出ていない人も早めの対策をとることが必要だという。その他、詳細は同社Webサイトを参照のこと。