アサヒグループホールディングスお客様生活文化研究所はこのほど、「花粉症に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2月12日~18日にインターネット上で実施。2,219名から回答を得た。
2人に1人は花粉症。花粉症ではない人の半数も不安あり
「花粉症を抱えているか」を聞いたところ、「息を吸うタイミングが来ないまま、次のくしゃみが出るのでとても苦しい」(女性40代)など、「ひどい花粉症である」と回答した人は18.2%。さらに「少し花粉症気味である」と回答した人も34.1%となり、2人に1人が花粉症であることが明らかになった。
また、今まで花粉症経験のない人のみに、「今後花粉症になるのではないかと不安に思っているか」を聞いたところ、「母親がひどい花粉症で見ているのもつらいので、私もなったらと心配」(女性30代)など、「とても心配している」と回答した人は5.7%。さらに「少し心配している」という声も50.9%を数え、全体の半数以上の未経験者が不安を抱えていた。
花粉症の症状で「負のスパイラル」も、経済面でもダメージ
花粉症経験者に「その症状」を聞いたところ、最も回答が多かったのは「鼻水・鼻づまりがひどい」で78.9%。次いで「目のかゆみ・充血する」が76.2%となった。
また、花粉症経験者に「日常生活や仕事などで困っていること」を聞いたところ、最も回答が多かったのは「仕事や家事に集中できない」(64.9%)。「鼻水・鼻づまり」「くしゃみ」→「睡眠不足」「口呼吸で喉の痛み」→「疲労蓄積」→「集中力欠如」など、症状が連鎖して「負のスパイラル」に陥るケースも少なくないようだった。2位には「対策グッズ代や治療費がかかる」(30.8%)がランクインし、身体の苦しさだけではなく、経済的にも負担が高いという声があがった。
花粉症の人の6割がドラッグストアや民間療法で対処
「花粉症予防や治療のため、専門の病院を利用しているか」を聞いたところ、「鼻炎薬を飲むと眠くなるので集中力がなくなる」(女性40代)、「仕事上車を運転するので、薬を飲めない」(男性40代)などという声が多く、「ドラッグストアや民間療法のみで対処している」人が6割以上を占めた。
実践している花粉症予防や対策で最も回答が多かったのは「外出後は手洗い・うがいをする」の44.3%。また、食生活を通じてアレルギーの抑制や体質改善を図る人もいて、「ヨーグルトが予防になると聞き、通年食べるようになった。毎日のように食べ続けたところ、目のかゆみが軽減したように感じる」(女性30代)や「甜茶をマイボトルに入れて持ち歩き、花粉の飛び始める前の1月から5月位まで飲み続ける」(女性40代)など、日々の食生活の中で「花粉症に効くといわれる食品やお茶」を上手に取り入れているという意見があった。
調査の詳細は「アサヒグループホールディングスのニュースリリース」で確認できる。