MMD研究所は6日、47都道府県の主要都市340カ所で実施した、主要携帯3キャリアのネットワーク状況の調査結果を公表した。同調査はiPhone 5sとAndroid端末を使って行ったもので、ダウンロード平均スピードは、いずれもソフトバンクが最速となった。
調査結果によると、ダウンロード平均スピードが早かったのは、iPhone、Androidともにソフトバンクだった。iPhoneでソフトバンクは27.59Mbps、ドコモは23.55Mbps、auが20.79Mbpsとなった。Andorid端末では、ソフトバンクが27.80Mbps、ドコモが27.55Mbps、auが22.67Mbpsだった。
今回の調査スポットにおけるiPhone 5sの最速値は、ドコモが山梨県「山梨大学(甲府キャンパス)」の67.10Mbps、auが神奈川県「横浜中華街 朝陽門」」の61.43Mbps、ソフトバンクが群馬県「JR前橋駅 南口」の68.65Mbpsだった。一方、Androidの最速値は、ドコモが福岡県「福岡天神・大丸パサージュ広場」の88.37Mbps、auが山形県「JR米沢駅 改札」の72.14Mbps、SoftBankが山梨県「山梨大学(甲府キャンパス)」の63.17Mbpsだった。
調査結果では、ダウンロード平均スピードの結果を10Mbpsごとに6段階に区分けしたものも公表。20Mbps以上の調査スポット数は、iPhoneでソフトバンクは246カ所、ドコモは175カ所、auは161カ所だった。Androidでソフトバンクは244カ所、ドコモは218カ所、auは170カ所となった。こちらも、デバイスを問わずに、ソフトバンクが最速という結果になった。
同調査では、同社が昨年12月に行った札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の7都市140カ所に、40府県200カ所を加えてテストを実施。調査スポットは、各都道府県における主要都市の駅・ランドマークをランダムに抽出して選定した。使用端末は、各キャリアのiPhoneおよびAndroidスマートフォン。Androidスマートフォンは、ドコモの「Xperia Z1 f SO-02F」、auの「isai LGL22」、ソフトバンクの「AQUOS PHONE Xx 302SH」を使用した。調査にあたっては、「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを利用し、10時~19時の時間帯に同条件下で各端末3回計測を行い、平均値を記録した。
(記事提供: AndroWire編集部)