三菱自動車は5日、首都高速道路のパーキングエリアに設置してきた実証調査用の急速充電器に関して、設置するパーキングエリアをさらに増やして実証調査範囲を拡大すると発表した。
首都高パーキングエリアの急速充電器は、三菱自動車、首都高速道路、合同会社充電網整備推進機構が共同で、「都市高速における会員制急速充電サービスモデルの実証調査」を実施するために設置。2013年4月に設置を開始し、現在は首都高速道路内のパーキングエリア「平和島(上り)」「八潮」「市川」「大黒」の4カ所で調査を行っている。
今回の発表では、2014年4月から東名高速道路・中央自動車道など、都市間高速道路と接続している路線のパーキングエリア「川口」「志村」「代々木」「用賀」の4カ所に急速充電器が設置される予定。これによって、幅広いデータが収集できるほか、EVやPHEVユーザーの利便性が向上するとのこと。
急速充電器の使用にあたっては、合同会社充電網整備推進機構が発行する「チャデモチャージカード」(個人 : 1,050円/月 法人 : 3,150円/月)と、都度料金(1分あたり40円)を支払う、2つの料金体系を用意。同調査を通じて、急速充電器の運用費用を回収するスキームについても検証するとしている。