富士重工業はこのほど、「第84回ジュネーブ国際モーターショー」(一般公開は3月6~16日)にて、次世代クロスオーバーコンセプト「SUBARU VIZIV 2 CONCEPT(スバル ヴィジヴ 2 コンセプト)」を世界初公開した。
「VIZIV 2 CONCEPT」は、2013年のジュネーブ国際モーターショーで発表した「VIZIV CONCEPT」、東京モーターショーで発表した「VIZIV EVOLUTION CONCEPT」に続き、スバルブランドが提供する「安心と愉しさ」という価値に対するひとつの方向性を示す次世代クロスオーバーコンセプト。走りと環境性能、デザインとユーティリティなど、相反するさまざまな要件を両立させ、あらゆる路面状況、走行環境、使用用途においても、「安心と愉しさ」を感じられるモデルとなった。
2ドアだった「VIZIV CONCEPT」に対し、「VIZIV 2 CONCEPT」はユーティリティの高い4ドアとしながら、スポーティなキャビンを引き続き採用し、ロングツーリングでも大人4人が快適にドライブを楽しめる。デザインテーマである「躍動感」「塊感」をより強く表現しながら、スバル車に共通するモチーフを継承したデザインに。
技術面においては、「VIZIV CONCEPT」のディーゼルハイブリッドに対し、「VIZIV 2 CONCEPT」は欧州や日本など多くの市場でニーズのある小排気量ターボエンジン(1.6リットル水平対向直噴ターボ「DIT」エンジン)をベースとしたハイブリッドシステムを搭載。前輪はエンジン+1モーター、後輪は2モーターのみの駆動による、3モーター式ハイブリッド車でありながら、シンメトリカルAWDレイアウトによる左右対称と低重心を確保している。
その他、「安心と愉しさ」のための重要な技術として、「オートパイロットシステム」なども採用されたという。