アイ・オー・データ機器は5日、無線LANの最新規格IEEE802.11acに対応した無線LANルータ「WN-AC733GR2」を発表した。3月中旬より発売し、価格は10,600円(税抜)。
IEEE802.11acだけでなくIEEE802.11/a/b/g/nにも対応した無線LANルータのベーシックモデル。5GHz帯でIEEE802.11ac/a/nが、2.4GHz帯でIEEE802.11b/g/nが利用可能。最大通信速度は5GHz帯で433Mbps(理論値)、2.4GHz帯で300Mbpsで、両帯域の同時利用も可能。無線スループットの実測値は約221Mbps。
同時発表の上位モデル「WN-AC1600DGR2」と同じく、従来使っていた無線LANルータの「WPS」ボタンを押すことで、新しいルータに2.4GHzのSSIDと暗号キーの設定を移行できる移行機能を、業界で初搭載する(2013年9月時点、同社調べ)。
無線LANの接続は、NFC搭載スマートフォンをかざしてにつながる「NFCコネクト」、QRコードを読み込んで接続する「QRコネクト」、WPSの3種類をサポートする。
内蔵アンテナは3本(2.4GHz送信用×2、5GHz送信用×1)、無線LANセキュリティはWPA2-PSK(TKIP/AES)/WPA-PSK(TKIP/AES)/WEP(64/128bit)を備え、マルチSSIDやMACアドレスフィルタリングを設定可能。無線LAN接続台数は推奨8台。
本体サイズは約W109×D87×H200mm(スタンド含む)、重量は約250g。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LANポート×4とWANポート×1を搭載。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista(SP2) / 7(SP1) / 8 /8.1 / RT。Mac OS X 10.5以降。PlayStation 4も動作確認済み。