説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「iPhoneはいっぱいです」と警告を受けました!?』という質問に答えます。

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iPhoneのディスク容量は購入時点で決まっており、増量することはできません。16GB(ギガバイト)モデルであれば、システム領域や標準装備のアプリを除いた約14GBが自由に利用できるフリーエリアになります。しかし、受信したメールやSafariが表示するWEBページなど、データの一時保存を考慮するとフリーエリアはさらに減ります。

「iPhoneはいっぱいです」というダイアログは、フリーエリアが残り少なくなったとき現れます。そのまま放置すると、アプリや曲のダウンロードだけでなくメールの受信やWEBページの表示にも差し支えますから、速やかにフリーエリアを確保しましょう。

フリーエリアを確保する策はいろいろあります。今後利用しそうにないアプリは、迷わず削除しましょう。いちど購入したアプリは、二重課金されることなくなんどでもApp Storeからダウンロードし直せますから、当面使わないアプリも削除してかまいません。ただし、アプリに蓄積された各種データは削除されます。

ほかにも、カメラロールに蓄えられた写真や「ミュージック」で聴く音楽は、かなりのディスク容量を消費していることがあります。まずは『設定』→「一般」→「使用状況」の順にタップし、どのアプリがどれだけ消費しているかを確認しましょう。フリーエリアを1GBほど確保できれば、フリーエリア不足で警告されることは当面なくなるはずです。

ディスクのフリーエリアが残り少なくなると、「iPhoneはいっぱいです」と警告を受けます。使わないアプリを削除するなどして、フリーエリアを確保しましょう