クラシエフーズは2月17日、ミント錠菓・フリスクをガムにした「FRISK gum」(380円)の販売をコンビニエンスストアなどで開始した。新商品の発売に伴い3月1日、新宿ステーションスクエア(東京都・新宿)で全長4.5mの巨大な「フリスクガムマシーン」を用いたサンプリングイベントを開催。イベント当日の模様とフリスクならではの清涼感を大切にしたこだわりのガムをレポートする。
独自コーティングのほか、中央部にも秘密あり
日本市場のために開発されたというFRISK gumが大切にしているのは、やはりフリスクならではの清涼感だという。フレーバーはペパーミント味で、かんだ瞬間に広がる強烈なフレッシュ感を演出するため、独自の「キシリトールコーティング技術」が採用されている。確かに、カリッとしたかみ応えのあとに来る「ガツン」と頭をたたかれたような爽快(そうかい)感は、タブレット同様、気分を一新してくれる。
さらに、ガムの内側は液体ミントをしみ込ませたソフトセンター構造となっており、さわやかなフレーバーを長時間楽しむことができる仕組みだ。クールな刺激が口から鼻へスウッと突き抜けていくように、冷感剤も工夫。かんだときと、液体ミントが広がったとき、2回のウェーブが頭をさえさせてくれるように感じる。
フリスクガールが配るのは、空箱!?
ユニークなサンプリングイベントは3月1日、JR新宿駅東口前付近で行われた。白のミニスカート姿が目立つフリスクガールが街行く人に配っていたのは、タブレット型のフリスクだ。ただ、なぜか中身は空っぽ。実はこの空ケースを全長4.5mの巨大な「フリスクガムマシーン」に投入すると、マシーンに流れる様々な映像が楽しめる上、FRISK gumがゲットできるという仕掛けになっていたのだ。
空箱を手渡された人を観察すると、最初は驚くものの、巨大マシーンを前に興味を持ち、たくさんの人が列に加わっていく。この日はあいにくの曇天で冷え込みの厳しい一日とだったが、取材に訪れた13時30分ごろにはすでに30分~40分待ちの長蛇の列。フリスクブランドの人気ぶりがうかがえた。
流れる映像は細金卓矢氏、groovisions、高橋圭氏、ONIONSKINという新進気鋭のクリエイターやグループが製作。フリスクケースのドミノや、宇宙空間を模したピンボールアニメーションなど、それぞれ個性的な演出で「見ているだけでも面白い! 」とギャラリーの注目を集めていた。
イベントで実際に食べた人たちにも「フリスクのタブレットはよく食べているけど、ガムの方が好きなのでうれしい」「好きな味だから、カバンに常備するガムはこれにしようかな」と好評だった。
マナーにも配慮した缶ケース
パッケージはメタル缶で、ブランドカラーのブルーを基調としたデザイン。フタはカバンやポケットから取り出して、片手で開閉できる構造になっている。さらに注目したいのは捨て紙だ。ケースの背面に捨て紙が貼り付けられており、個包装タイプのガムでありがちな、かんでいる間に捨て紙をなくすといったこともない。
FRISK gumはコンビニエンスストアと駅売店にて先行販売中で、スーパーマーケットやドラッグストアでは3月10日に発売される。同日オープンする特設サイトで、このイベントの模様が配信される予定。今後、全国7大都市で実施する街頭サンプリングの予定は、フリスクのHPで確認できる。
新たにフリスクブランドに加わったFRISK gum。まだ頭が目覚めていない通勤中、食後の眠くなる時間や残業で疲れが見え始めたときなど、気持ちを切り替える1日のいろんなシーンで大活躍してくれそうだ。