4月スタートのフジテレビ月9ドラマ『極悪がんぼ』(毎週月曜21:00~21:54)に、フジテレビ連ドラ単独初主演となる女優・尾野真千子をはじめ、共演の椎名桔平、三浦翔平、仲里依紗、竹内力、板尾創路、宇梶剛士、小林薫、三浦友和の豪華俳優9人が出演することが4日、明らかになった。
同ドラマは、『カバチタレ!』の田島隆&東風孝広コンビによるコミック『極悪がんぼ』(講談社『イブニング』)を原作とする、裏社会を鋭く描いた深みのある人間ドラマで、今までの月9のような"キラキラ&キュンキュン"ではなく、"ギラギラ&ハラハラ"する作品に。タイトルの「がんぼ」は、広島の古い方言で、乱暴者、やんちゃ、悪いやつを意味している。
原作では、広島が舞台で、主人公は神崎守(かんざきまもる)という男性だが、今回のドラマでは、原作の世界観を残しながら、架空の金暮市(かねくれし)を舞台に、女性主人公・神崎薫(かんざきかおる)に設定を変えている。
尾野真千子が演じる主人公・神崎薫は、一筋縄ではいかない他人のもめごとや争いごとなど、最悪なトラブルに対処していく役どころ。同僚に騙され借金を背負い"どん底"に落ちるが、"負けん気根性"で這い上がり、再出発。そして、小清水経営コンサルタントのメンバーと知り合い、その世界に足を踏み入れ、さまざまな問題を抱えた依頼者からの"無理難題"を対処していく。
神崎薫が所属する小清水経営コンサルタントのメンバー役には、元警察庁の官僚でナンバー2所員・冬月啓(ふゆつきひらく)に椎名桔平、武闘派だが情に厚くて涙もろい夏目大作(なつめだいさく)に竹内力、ドラマオリジナルキャラで元公務員・抜道琢己(ぬけみちたくみ)に板尾創路、所長の小清水 元(こしみずげん)に小林薫、「人はカネでしかつながっていない」と信じているベテラン所員・金子千秋(かねこちあき)に三浦友和が決定。そのほか、元同僚のニート・茸本和磨(たけもとかずま)は三浦翔平、スナック「まやかし」のママ・真矢樫キリコ(まやかしきりこ)は出産後初のドラマ出演となる仲里依紗、ひとくせある金融屋・巻上輝男(まきあげてるお)は宇梶剛士が演じる。
主演の尾野は、「『本当に私でいいの?』と思いましたが、『原作の男性主人公を女性に変えたこの難しい役は、尾野真千子さんにしかできません』という最高の口説き文句をいただき、私らしく精一杯やろうと思いました」と出演を決意。「神崎薫の"負けず嫌いなところ"や"人を信じやすいところ"は、私自身と似ている部分が多いので、難しいところもありますが、タイトルのように作品の中で"やんちゃ"を演じてみたいです」と意気込みを語った。
また、出演者のメンバーからは、今までの月9とはまったく違った同ドラマへの驚きの声が多数。椎名は「"月9で本当にこの作品をやるの?"というのが最初の印象でした。今までの月9とは、むしろ真逆な作品」、竹内力は「いわゆる月9とは思えない、とても挑戦的な作品に参加できることにワクワクしています」、三浦友和は「月9で、この強烈な内容をやることに驚きです」と話している。